弟と空却さん21 ページ23
「四十物家にお邪魔したいな〜！」
空却さんは、可愛い裏声で猫を演じた。
見た目とのギャップが大きすぎる。
「ふふっ。空却さん、そんな声出るんスね」
いわゆる泣き笑いってやつだ。
十四の表情は、晴れやかだった。
『ねぇ、今日にでも連れてっていいかな？』
両親に、この猫たちの話をしたら、「良ければ飼いたい」と答えていたことを思い出す。
無類の動物好きだからね、お父さんもお母さんも。
「あ、それいいね！空却さん、だめッスか？」
「拙僧も最初から誘うつもりだったぞ、一匹飼わないか、って」
はじめから言おうとしてたんだね……。
まあでも、猫たちも見知った私たちの方が落ち着けるかもしれないし。
結果オーライ！だよね。
『この子の名前何にしよっか？』
「お母さんが大福だから、関連性があってもいいッスね」
「つったら、あんこ、とか？」
発想がかわいい！見た目怖いのに！！
「あんこ！いいッスね！やっぱり空却さんは名付けの天才ッス！」
キラキラとした瞳で空却さんに詰め寄る弟。
十四は褒めるの上手だなぁ。
「ま、まあな！拙僧は天才だからな！」
空却さんも照れてるし。
十四の褒めスキルこそ、天下一だよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 522人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いつまいよ(プロフ) - みんさん» 自分自身何も知らずに空却くんに会ったらビビるだろうなーと思って書きました(*^^*)共感してくださり嬉しいです。初コメありがとう＆これからもよろしくお願いします！ (2020年4月12日 8時) (
レス) id: 4f1872a950 (このIDを非表示/違反報告)
みん - 見た目ヤンキーが急に来たら怖いですよね(笑)夢主さんの気持ちめっちゃ分かります。応援してますので、これからも更新(無理しない程度に)頑張ってください！！ (2020年4月12日 8時) (レス) id: d0213f078c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いつまいよ | 作成日時：2020年4月10日 1時
