【プリパラ】3つの流れ星 (ページ7)

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らぁら「更紗さーーん！！」

ある日の放課後、1人プリパラへ行こうとしていた更紗を呼び止める声が聞こえた。

更紗「らぁらちゃん？」

らぁら「あのあの！もうすぐ大きな大会があるってホントですか！？」

更紗「うん、そうだよ。四ツ星学園の恒例行事なの。組それぞれの最優秀生徒を決めるの」

プリパラにはない大会内容に聞いているだけでワクワクしているらぁらを見て思わず笑みを浮かべる更紗。

更紗「一般の人も見れるし、今回は最近注目されているパラ宿のプリパラで開催するの。見に来てね」

らぁら「はい！……？」

更紗「らぁらちゃん？どうしたの？」

らぁら「いいえ！…私用事思い出したので後でプリパラでー！！」

らぁらは大きく手を振って来た道を戻って行った。少し違和感を感じたが更紗はそのままプリパラへと向かって行った。

らぁら(どうしたんだろう更紗さん……元気なさそうだった…みんなに聞いてみようっ)

＊

ハル「更紗ちゃんの様子が変？」

らぁら「はい。さっき会ったんで、今度行われる四ツ星学園の大会について聞いたんですけど……」

ハル「あーー……墓穴掘ったかなぁ？」

放課後であったため暇な方と忙しい方で別れる時間帯でもある。
今現在らぁらの呼び出しに答えられたのは自称放課後暇人のハルとドロシーとレオナの3人だった。

レオナ「墓穴って……大会のこと？」

ハル「そーねぇー……四ツ星学園で1番最優秀生徒を生み出してるのが、更紗のいる歌組なんだよ」

らぁら「へぇ…凄いんですね…」

ハル「ほかの組だって凄い人はいるけど、歌組だけは毎年レベルが違いすぎるんだよ」

ドロシー「なになに？そんな凄いやつがいるの？」

ドロシーの問いかけに頷くハル。

ハル「今現在歌組の最優秀生徒である雪乃ホタル…歴代で1番の成績を残してるの。ホタルさんを抜けばその座は挑戦者のものに！っていうかっこいいかんじになるんだけどそれを許すわけがないのさ」

らぁら「そんなに凄いんですか？」

ハル「今3年生のホタルさんは入学当初からその座を奪われたことがないの……そんな人がいればプレッシャーにもなるさ」

らぁら「どうにか元気にさせられないかな……」

真剣に悩んでいるらぁらを見て自分たちも何か考えないとと思い一緒に考え出す中学3人。

らぁら「はい！私たちになら出来そうなことあったよ！」

ドロシー「おぉ…で、何？」

らぁら「更紗ちゃんの衣装を私たちで作ろうよ！」