【プリパラ】3つの流れ星 (ページ6)

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IV ページ6

ライブ終了後、H☆E☆Sの3人がステージからいなくなっても歓声はしばらく収まらなかった。

らぁら「すっごいかっこいいライブだった！」

みれぃ「レ…レベルが違いすぎるぷり」

ドロシー「あれ？シオンは？」

レオナ「なんか用があるって言ってさっき急いで出ていったけど…」

＊

屋上に1人風に当たる更紗。
懐から小瓶を取り出し中に入っている小さなハート型のキャンディのようなものを口に含む。
後ろからこちらに向ってくる足音が聞こえ、小瓶を仕舞い振り向く。

更紗「久しぶり、元気にしてた？」

シオン「あぁ、いつからこっちに来ていたんだ？」

更紗「えーっと…ちょうど一年前かな？四ツ星学園に入学するためにね」

更紗もシオンに近づき、持っていたプリチケバッグから1枚マイチケを取り出す。
更紗の行動を見てこの後何をするかを察し、シオンも更紗同様にマイチケを1枚取り出した。

そして屋上にプリチケならではのパキッという音が響いた。
2人は互いにトモチケを交換した。

更紗「アイドルやってるなんて以外かも。私がテレビでライブ見てても興味なさそうだったのに…」

シオン「良きライバルが出来たからな」

更紗「ライバル…か、さっきのライブで私のこともライバル視してる？」

シオン「お前を敵に回すと勝てる気がしないことは十分分かっているからな…それよりも私はお前の体の方が心配だ」

シオンは更紗の頬に触れて心配そうに更紗を見つめていた。

更紗「大丈夫だよ？ライブは1曲しか持たないけど…もう一日中ベットの上はないよ？」

元気である証拠をみせようと得意なバレエを踊ってみせた。

シオン「それならいいんだが……よくお爺様から許可がでたな…」

祖父の名前が出た途端にシオンから目をそらす更紗。何となく察しがつき攻めるように問いかける

シオン「まさかとは思うが……なにも言わずに来たわけではないよな？」

更紗「言ったよ……言ったけど認めて貰えなくて……だからぁその…」

＊

みれぃ「家出ーっ！？」

先程まで話していたことをらぁら達にも話をすると家出少女ということが発覚した

レオナ「ご両親に連絡はしたの？」

更紗「パパとママにはちゃんと連絡したよ。2人とも海外でお仕事してるから最近は会えてないけどね」

らぁら「更紗さんならありえないと思うんですけど、オーディション落ちてたら…」

更紗「？その時はシオンに匿ってもらうつもりだったよ？」

新たな仲間、更紗の時々の天然に呆れる事になった