16 ページ16
-
「いや、まて、ここどこだ」
パチリと音が聞こえてきそうなほど大きく目を見開くくるみ は自分の状況が全く読めていなかった
昨日?今日?あれ?
私何してたんだっけ……?
「あっ!朽木!」
夜一「にゃにゃっ起きたかくるみ 」
「え、夜一…さん、?」
体を起こし隣を見ればそこにはよく知る黒い猫が体を伸ばしながらすり寄ってくる
夜一「やーっと起きたな。そんなにあやつの霊圧は重かったか?」
「れい、あつ?と言うかここは?
黒崎と石田も倒れて…」
夜一「心配するな、二人ともギリギリ無事じゃ
そしてここは浦原商店じゃ」
浦原商店
そこは雨とジン太の家だ
先日現れた浦原が経営している駄菓子屋だ
そして、何故ここにいるのか疑問に思う
「ちょっと、まってください
全然話が読めないんですけど…」
夜一「…説明…した方がよいのかの〜
ぶっちゃけくるみ は普通の人間じゃし関わるのは得策ではないが…
お主のその矛、もしかしたらもうあっちでは噂になってるやも知れんし…」
「夜一さん!
勿体ぶらなくていいですよ!
私は少しイラッとしてるんです
何なんですかあいつら!!てか、朽木はどうなったんですか!」
夜一「ふぅ、お主には知る権利がある
じゃが、聞いたら後戻りはできんぞ」
くるみ は正座になり夜一に向き合い
真っ直ぐ見つめた
「どうなるかは聞いてから考えます」
夜一「まぁいいじゃろう」
夜一の口から出た言葉を理解するには余りにも想像力が足りなかった
死後向かう先には尸魂界と言う死神の世界がありそこには様々な掟や力が存在し
複雑に現世と絡み合っている
朽木は黒崎を死神にするべく、力を与えた
しかしその行為は罪であり
それがばれて連行されたという事
そして、黒崎はその事に納得が行かずに朽木を救い出そうとしているという
夜一「正直大博打だが一護は既に喜助と修行中じゃ
他にも井上や石田、茶渡も朽木ルキアを助けると意気込んでおる」
「いや、色々ビックリ何ですけど
夜一さん浦原さんと暮らしてるんですね」
夜一「〜、突っ込む所はそこじゃないじゃろ…」
少し呆れた顔をする夜一にくるみ は腕を組んで悶々と考えていた
夜一「して、本題をお主に返すが
一護の話で、じゃ。お主も奴等と対峙したのだな?」
「あ、はい。急に襲ってきて
矛がなかったら多分死んでますよ!
あいつ…」
夜一はくるみ の隣に置いてある矛を見る
美しい白と黒の矛
傷ひとつ無いその矛からは異様な霊力を感じていた
297人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:つき | 作成日時:2018年12月21日 19時