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ドクドクと触手から無惨の血が回る



拒絶反応のせいで全身が引き裂かれるように痛い



ごめんなさいしのぶさん、そんな泣きそうな顔をしないで



せめて、最後は笑顔で



「っ...幸せになってくださいね、皆さん」



そこで私の人生は、終わったはずだった



「生まれましたよ!元気な女の子です」



ぼんやりと、その【女の子】が自分だと理解する



余りにも現実離れした現実、それでも今度こそは"家族"で幸せになれると思ってた



それでも、いるとするならばとことん神様とやらは私のことが嫌いらしい



「幸せになって...(名前)」



「...ありがとう。さようなら...守れなくて...ごめんなさい」



これが私の運命だというのなら、何度でも私は戦いましょう



何度でも、命を賭して守りましょう



「...貴方達の事は、守って見せますよ」



彼女の呪縛を解けるのは―――?



「もう少し周りに頼りなさいよ、(名前)は1人じゃないでしょ」

「ま、何かあったら話くらいは聞いてやるよ」

「俺が言えたことではないが、君はもう少し周りを頼れ」



「...それ以上、踏み込んでこないでください」



...きっと、その一線を越えられたら戻れなくなってしまうから

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作者名:はにゃ | 作成日時:2021年10月24日 14時

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