西川さんの彼女

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遥「はあ、めっちゃこれ美味い、また買おな」

『ですね！美味しい〜！』

絶賛、ワインとおつまみで年越し待ち。

遥「なあ、来年は、もっとそばにおってな」

『…頑張ります笑』

遥「そこは、はい、やろー？」

『だって、もしかしたら鎌ヶ谷とかだってありますし…？』

遥「裏から手ぇ回す」

『怖っ！だから色々含めて頑張りますって！』

遥「頼むで、A」

『遥輝さんこそ、しっかりキャプテンとしてやってくださいね！笑』

遥「おうおう、でかい口聞くんはこの口かー？笑」

むにゅ、と頬ごと寄せられる

『ぅぁ、むー、はなちてくらひゃいー！』

遥「へちゃむくれで可愛い顔やでー笑」

『ひょめてにゃい！〜っ、もう』

遥「ごめんて、可愛いかったからつい笑」

『もう酔いました？笑』

遥「ん〜、常にAには酔ってるなあ、なんてな…」

ちょっとだけ、古い、なんて思いながらもきゅんとしたのは内緒。唇が重なった。

『…ん、もう、酔っ払いめ』

遥「彼女に甘えたいってあかん？」

『…ダメ、じゃないです…』

遥「来年は、敬語をなくす事から始めよか」

『…それより先になにやらスタートしそうですが…？』

遥「繋がって年明けとか最高やん？」

『も…、はる、んん…っ』

遥「しー…、愛してんで、A」

『…も、ほんと、ずるい…』

満更ではないけど、なんて普段なら調子にのるから言わないけど。
年の瀬だから…。

遥「…っは、A…」

『…っ、はる、き、だいす、き…っ』

遥「あー、もー、A…ほんまにさあ！」

『へ？』

とりあえず、良いお年をお迎えください…。

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