extra 年越し ページ15
12/30、明日で一年が終わる年の瀬。
『…わあ、なにこれ…』
卓「ちょっと目を離したら、こんなんなっとった。ごめんな」
扉を開けると、卓さん達と数人で忘年会に行っていた遥輝さんがへべれけで帰宅。
『ぁー、まあ、いいんですけど、楽しかったなら。
あ、卓さん、良かったら寒いですし、スープでも飲みません?今、丁度作ってたんで』
卓「…じゃ、こいつ、寝室まで運ぶわ」
『ふふ、ありがとうございます笑』
ふにゃふにゃの遥輝さんの上着だけ脱がして爆睡。
『すみません、ありがとうございます。
口に合えば良いんですけど』
お雑煮用の鶏ガラスープに生姜、コンソメ入れて、ダイスカットにした野菜とベーコンを入れた簡単スープ。
卓「うま…」
『卓さん、このまま福岡ですか?』
卓「ん、そ。最終便、実家いかんの?」
『2.3日は帰りますよ。明日明後日は遥輝さんと過ごす約束なので』
卓「相変わらず仲いいな、お前ら」
『遥卓コンビには負けますよう笑』
卓「なんだそれ笑
はー、美味かった。ありがとな、帰り腹持ち良さそう」
『ふふ、寒いから気をつけて帰ってくださいね。運んでくれてありがとうございます。今年もありがとうございました。また来年も宜しくお願いいたします』
卓「こちらこそ、来年も宜しく、じゃあ、また来年」
『良いお年を!』
卓「良いお年を」
扉が閉まると、後ろからにゅっと腕が伸びてきた。
『わ、起きました?』
遥「俺、どうやって帰ってきたん…?」
『卓さんが送ってくれたんですよ、あとでLINEしてくださいね』
遥「まじか…。飲まされまくったから、久々にめちゃくちゃ酔った」
『あはは、楽しかったみたいでよかったです』
遥「さっきからいい匂いする…」
『あぁ、飲みます?明日のお雑煮用の出汁をスープにアレンジしたやつです』
遥「飲むー、ごめんなあ、もっと早く帰ってくるつもりやったのに…」
『いーですよ、明日、朝から明日用の買い物付き合ってくれたらチャラで』
遥「いくらでもやりますわあ…。めっちゃ美味そうやん!いただきます」
『どうぞ』
遥「上沢とかきてたんやけど、年明け93年組で会うんやって?」
『あぁ、そうそう!久々に慎吾くん家で会うの〜』
遥「なるほどなあ、まあ、ええんやけど、あんまり遅くまで飲んでたらあかんよ?」
『ふふ、はあい』
片付けが終わって、2人で眠って、朝から年越し用のおつまみやらお酒を色々購入。
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瑠奈 - 早く続きが気になります (2021年11月29日 21時) (レス) @page21 id: 01ff7e7c8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みむ | 作成日時:2020年5月13日 20時