第12話 一枚の夢 ページ13
部室
あんず「これでよし、と」
アイカツシステムのそばに、カード化マシンが設置された
いいね、揃ってきましたって感じ
A「じゃ、宙電の変換器使うよ」
アヤメ「それ何？」
A「ふっふっ、実は昔の機械は電源を受信できなかったんだよ、だからヒモで繋ぐの」
シッポの先にある2本のトゲを変換器の穴に入れると、
ガラスケースのライトがついて、中の機械がカチカチ動く音がし始めた
やった！動いた！
あんず「マニュアルによれば、このパネルでコーデの情報を入力するみたい。そしてこのボタンを押すと、ケースの中のものがカードになって出てくるってわけ」
A「さっそく試してみようよ！何がいいかな？」
アヤメ「これなんかどうだ？」
アヤメちゃんが自分のつけていた黒いヘアゴムを外して差し出した
ポニテだった髪型が解かれて艷やかに揺れる
私はケースを開けて、それをマネキンのカツラに結びつけた
あんず「名前は"アヤメのヘアゴム"でいいや。タイプはセクシー、IDは1番、っと」
アヤメ「よし、いくぞ・・・、」
ポチッ
アヤメちゃんがボタンを押すと同時に、ケースの中が光り輝き始め、
ヘアゴムはそのまますぐに消えてなくなってしまった
そして・・・、
ガシャン
あんず「アイカツカードが下から1枚出てくるよ」
A「どれどれ」
『116-01N アヤメヘアゴム』
『アピールポイント：40』
あんず「やった！大成功ね」
すごいすごい！
これはおよそ100年ぶりに作られた、22世紀最初のアイカツカード
どうせならちゃんとしたものにしたかったけど、試験運転は大事だしね、うんうん
A「それにしても、よくこんなに早く見つけられたね」
あんず「フフッ、頑張った甲斐がありましたかな？」
あんずちゃんは得意気に笑って、私の肩をポンポンと叩いた
あんず「Aちゃんがドレスを作るって言ってくれたから、完成したらやっぱりアイカツカードにしたいなって思って」
A「あんずちゃん・・・、」
確かに、自分のデザインしたドレスがカードになったら嬉しいかも
さすがあんずちゃん、用意周到だ
これは私もますます頑張らなくっちゃ
A「実はあのノートを見て、作ってみたいドレスを1つ思いついたの」
あんず「えっ、なになに？」
だから私はふたりに向かって宣言することにした
これは同時に、私に託してほしいというお願いでもある
A「私たちのスクールドレス、デザインしてみたいの」
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きらるり(プロフ) - 紅妃さん» 初めまして！コメントありがとうございます(*ﾟ▽ﾟ*) そう言って貰えて嬉しいです、更新頑張ります！ (2018年5月18日 18時) (
レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
紅妃(プロフ) - 初めまして、つい最近この作品を見つけ、第1巻から読ませていただきました。とっっても面白いです！展開のテンポもよく、先が気になります。これからも応援しています^ ^ (2018年5月18日 12時) (レス) id: d4608e4b4b (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆゆゆさん» こっちでもコメントありがとうございます！もうすぐ次章を更新できると思いますのでよろしくお願いします♪ (2018年5月14日 8時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 続編ありがとうございます！ 主人公とあんずちゃんとアヤメちゃんの続きの物語が読めてとても嬉しいです。これからも更新頑張ってください。応援してます！ (2018年5月13日 23時) (レス) id: 361e2104ee (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - かほさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて私も嬉しいです！しばらくはマメに更新できると思いますのでよろしくお願いします♪ (2018年4月8日 22時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらるり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時：2018年4月8日 14時
