第5話 森のお宝 ページ6
私たちは千冊くらいありそうな本の森から、関係ありそうなものを手分けして探した
アヤメ「うわ、見ろよ、この本発行が1996年だってよ」
A「茶色っ！千の位が1なのヤバいね」
あんず「紙もボロボロ・・・、破けないように気をつけないと」
こうなってくると、まるで宝探しだ
ていうか考古学者？
『中級者のための裁縫テクニック集』、違う
『失敗しない！ビーズ手芸』、これも違う
『ゼロから始める簡単手作りアクセサリー』、これは一応・・・かな？
あんず「あっ見て！これ！」
何冊か集まってきたところで、あんずちゃんが声を上げた
A「どうしたの？」
あんず「『ドレスデザインを科学する -未来のアイカツコーディネート-』・・・、著者は、神代レイ」
アヤメ「ずばり、アイカツの本か」
あんず「それだけじゃない、神代レイは、私のひいおばあちゃん・・・霧矢あおい現役時代の、フューチャリングガールのトップデザイナー」
青色と銀色の直線的なデザインの表紙は、100年の時を経て色褪せてはいてもいまだキラキラと輝いている
ラメ加工がしてあるんだ、それにホコリの付かないスベスベした紙
宝物、見つけちゃったみたい！
テーブルに移動して三人で一緒に本を開いた
最初の何ページかはドレスの写真がたくさん載っている
アイカツカードの写真もいくつかあるみたい
A「あ、霧矢あおいだ」
あんず「これはラッキーパイロットコーデね、バインダーにあったはず」
アヤメ「すごいな・・・、本当に100年前に使ってたのか」
フューチャリングガールのドレスはどれもキラキラしていて、
ずっと昔のものなのに、どこかSFめいた"未来的"な雰囲気をコンセプトにしてあるのがわかった
アヤメ「あたしらは他の本も探してくるからさ、星空はそれ読んでなよ」
A「うん、ありがとう」
そうだ、感動してるだけじゃだめなんだった
ページを進めて目次を探す
えーっと、デザインを考える方法・・・、の章はない
最初から順に読んでいくしかなさそう
よーし、頑張るぞ！
☆★☆
10分後
あんず「どう？」
A「無理」
私は頭を抱えていた
内容以前に、紙に書かれた文字を読むのがこんなに大変だなんて
大きさも明るさも自由に変えられないし、紙が汚れてると字もぼやけてしまう
昔の人は勉強するのも大変だったんだなあ
A「これは一日じゃ無理、持って帰ろう」
あんず「フフッ、宿題ね。頑張って♡」
ドレスデザイン・・・、
ホントに私にできるのかな？
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きらるり(プロフ) - 紅妃さん» 初めまして！コメントありがとうございます(*ﾟ▽ﾟ*) そう言って貰えて嬉しいです、更新頑張ります！ (2018年5月18日 18時) (
レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
紅妃(プロフ) - 初めまして、つい最近この作品を見つけ、第1巻から読ませていただきました。とっっても面白いです！展開のテンポもよく、先が気になります。これからも応援しています^ ^ (2018年5月18日 12時) (レス) id: d4608e4b4b (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆゆゆさん» こっちでもコメントありがとうございます！もうすぐ次章を更新できると思いますのでよろしくお願いします♪ (2018年5月14日 8時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 続編ありがとうございます！ 主人公とあんずちゃんとアヤメちゃんの続きの物語が読めてとても嬉しいです。これからも更新頑張ってください。応援してます！ (2018年5月13日 23時) (レス) id: 361e2104ee (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - かほさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて私も嬉しいです！しばらくはマメに更新できると思いますのでよろしくお願いします♪ (2018年4月8日 22時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらるり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時：2018年4月8日 14時
