第2話 もう一歩先へ ページ27
あんず「やっぱりユニットでアイカツしたいよ」
部室に戻った私たちは、誰もいないステージに並んで腰かけた
A「ユニット？」
あんず「せっかくアイカツシステムが三人分もあるんだもん、ソレイユみたいに三人で・・・、ううん、せめてAちゃんと二人でステージに立てたらいいのに」
アイカツ部には現在ふたつの悩みがある
ひとつは、アイカツシステムに対応した学生証が、あんずちゃんのひいおばあちゃんである霧矢あおいのお下がり一枚しかないこと
そしてもうひとつは・・・、
あんず「ひとりでステージに立つのは怖いって人でも、誰かと一緒ならやってくれるかもしれないんだけどなぁー」
A「うん・・・、正直もうかなり入りづらいよね」
そう、部員が私たちふたりしかいないこと
夏休みも近いのに、これじゃあ正式な合宿もできない
ちゃんとした部活になるにはあとひとりメンバーが必要なんだけど・・・、
A「あーあ、どっかにいないかなー、今帰宅部で、でもダンスもできる体力があって、ステージに立つ勇気もあって、アイカツに興味がある一年生」
あんず「いるわけないし」
☆★☆★☆
その頃・・・、
アヤメ「へくちっ」
先生「どうした村崎、風邪か？」
アヤメ「・・・、」
先生「まあいい。お前もわかってると思うが、陸上部のことだ。戻って来てくれないか」
アヤメ「・・・、」
先生「お前が毎日走り込んでるのは知ってる。大会には出られなくたって、先生はお前のやりたい気持ちを・・・、」
アヤメ「チッ、もういいだろ、その話は終わったんだよ」
先生「だが・・・、」
アヤメ「用がそれだけなら、失礼します」
ガラッ
ピシャッ
☆★☆★☆
あんず「あーあ、100年前の学生証なんてどうやって探せばいいんだろ？」
A「それに、あったとしても持ち主が貸してくれるかどうか・・・、」
アイカツ博物館にも連絡してみたけど、本物はないみたい
むしろ霧矢あおいの学生証を売ってくれってお願いされちゃった
A「いっそ自分で作れたらいいのに」
あんず「でもICカードなんて・・・、うん？」
突然、あんずちゃんが起き上がった
あんず「当時はどうやって学生証を作ってた？」
A「知らないよ・・・、そういう会社があったんじゃないの？」
あんず「それ！」
あんずちゃんは私の肩をつかんで瞳をキラキラさせた
あんず「新しい学生証、作ってもらっちゃお！」
は？
A「え？」
えぇぇぇええええ〜〜〜〜〜〜！？
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かほ(プロフ) - きらるりさん» 本当ですか？！楽しみに待ってます！！ (2018年4月3日 8時) (
レス) id: c1e96e310d (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - かほさん» わーっ、こんな昔の作品にコメントありがとうございます！本当に嬉しいです！ちょうど続きを書いているのでもうしばらくお待ちください (2018年4月2日 23時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - すごく面白かったです！更新待ってます！！ (2018年4月2日 23時) (レス) id: c1e96e310d (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆうきさん» ゆうきさんまだ見てますか？すごく経っちゃいましたけどあおいちゃん夢小説の連載を始めたのでよければコチラからどうぞ♪ http://uranai.nosv.org/u.php/novel/krrr_aikatsu11/ (2016年8月3日 23時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆゆゆさん» 丁寧なコメントありがとうございます！その辺は意識して書いたので伝わって本当に嬉しいです！首輪は支配のシンボルとして書いているのですが、じゃあ誰が支配者なの？みたいな・・・、とにかく読み取っていただけて感動しました！本当にありがとうございました！ (2016年5月2日 17時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらるり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時：2016年3月20日 12時
