第6話 パッション ページ21
♢あんずサイド♢
アイカツについて初めて知ったのは4年生の時
自分の家族がどんな仕事をしているのか、そんな調べ学習の課題でね
ママ(霧矢理事長)「理事長の仕事？フフッ、太陽が丘を作ったのはね、私のおばあちゃん、つまりあんずのひいおばあちゃんなの」
あんず「ふーん、ひいおばあちゃんてどんな人だったの？」
ママ「霧矢あおいは日本を代表するトップアイドルのひとりだったわ」
アイドル。
唐突に出てきたその言葉に、私は興味をそそられた
2114年、22世紀のアイドルといえば、エモに合わせて動くCGというイメージしかない
人間がアイドル？しかもトップって
ママ「アイカツっていってね・・・、エモどころかネックフォンがなかった時代、アイドルは人間がやっていたのよ」
あんず「えー？エモなしでどうやってアイドルなんかするの？」
私の素朴な疑問に、ママは自分の部屋から小さな箱を持ってきた
ママ「見せてあげるわね、ほら、ネックフォンを外して」
あんず「ホントに使わないの？」
ママは見たこともないピカピカ光る円盤を、その箱の薄い穴に差し込んだ
そして・・・、
私の世界は180度回転した
次々に移り変わる音楽、ステップ、そしてスペシャルアピール
全てがすごい！
ドキドキもワクワクも機械が作るものだと思ってた
だって今じゃテレビも、映画も、中身なんか何だっていい
白い壁が映ってるだけの映像でも、感動のエモを添えれば世界が涙する感動の映画になる
音楽だってエモがベースで、音は無機質なピーとかプーの電子音だけみたいなのが当たり前
なのに、私の見ているこれは何！？
生きた人間が、歌って！踊って！
それでこんなにドキドキしてる！
音楽って、こういうものだったんだ！
それにダンスも！これが表現するということ！
そして何より、私自身の胸に沸き上がるこの気持ち・・・、
これが、「本物」の、感動・・・！
私って、こんなにも何かを「感じる」ことができるんだ！
私は学校の課題も忘れて、家じゅうのアイカツ動画を見まくった
そして・・・、
あんず「ママ！私、私もアイカツしたい！」
☆★☆★☆
♡Aサイド♡
あんず「それが私のストーリー。この感動を、気持ちを、みんなにも知ってもらいたい。それが私のアイカツなの」
A「なるほど・・・、」
そうだ、私も・・・、
思い出した、最初にアイカツしたいと思った理由
どうすればアイカツに興味を持ってもらえるか、わかったかも！
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かほ(プロフ) - きらるりさん» 本当ですか？！楽しみに待ってます！！ (2018年4月3日 8時) (
レス) id: c1e96e310d (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - かほさん» わーっ、こんな昔の作品にコメントありがとうございます！本当に嬉しいです！ちょうど続きを書いているのでもうしばらくお待ちください (2018年4月2日 23時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - すごく面白かったです！更新待ってます！！ (2018年4月2日 23時) (レス) id: c1e96e310d (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆうきさん» ゆうきさんまだ見てますか？すごく経っちゃいましたけどあおいちゃん夢小説の連載を始めたのでよければコチラからどうぞ♪ http://uranai.nosv.org/u.php/novel/krrr_aikatsu11/ (2016年8月3日 23時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆゆゆさん» 丁寧なコメントありがとうございます！その辺は意識して書いたので伝わって本当に嬉しいです！首輪は支配のシンボルとして書いているのですが、じゃあ誰が支配者なの？みたいな・・・、とにかく読み取っていただけて感動しました！本当にありがとうございました！ (2016年5月2日 17時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらるり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時：2016年3月20日 12時
