第5話 まだ見えぬ星 ページ20
♤アヤメサイド♤
最近、クラスメイトの星空Aが妙に絡んでくる
どうもあたしをアイカツ部に入れたいらしい
A「もう他の帰宅部の子は全員断られちゃったんだよ、もう村崎さんしかいないの」
アヤメ「あたしも断ってるじゃん・・・、」
A「でも、まだ動画見てくれてすらいないし」
何がアイカツだ
人の気も知らないで
あたしは・・・、
あたしには、陸上しかないんだ
風を切るスピード
自分の足で誰よりも速くトラックを駆け抜ける快感
そう、自分の足で・・・、
アヤメ「あたしの足は走るためにあるんだ、変テコな古い踊りを踊るためじゃない」
A「変テコじゃないもん！カッコイイしカワイイんだよ」
アヤメ「とにかく、あたしは興味ないから。特にトラックをチャラチャラ走ってるようないい加減な連中にはな」
あたしが突き放すようにそう言うと、
星空はちょっと怒ったような顔をしたが、振り向いて去っていった
でも・・・、
A「また来るから」
アヤメ「あのな・・・、」
一体どうすれば諦めてくれるんだろうな？
まだしばらくは続きそうだと思った
☆★☆★☆★☆★☆
♡Aサイド♡
A「そんでチャラチャラ走ってるとか言うんだよ！？ひどくない！？」
あんず「ていうか、何でまた村崎さんなのよ・・・、」
部員を募集しはじめてから１週間が経ってしまったけど、新入部員は現れてくれそうにない
私たちは行き詰まっていた
あんず「こっちは先輩たちにも電子ポスターとかで呼びかけてみたけど、全然反応なし。まあ、2年もひとりぼっちだったからもう慣れてるけど・・・、」
A「2年？」
あんず「私がアイカツを復活させようと思ったのが2年前なの。それでここの小学部――太陽が丘小学校にもアイカツ部を作ろうとしたんだけど、誰も賛同してくれなくて」
さらっと言ってのけたあんずちゃんに、私は絶句した
卒業までの最後の2年間を、誰にも見向きもされないカツドウに費やしていたんだ
報われないかもしれない、無駄になるかもしれないのに・・・、
A「その話、もっと聞きたい」
私はあんずちゃんの手を取った
A「あんずちゃんをそこまで突き動かしていたものが何なのか・・・、それが部員集めのヒントになると思う」
あんず「そうかな？大した話じゃないんだけど・・・、」
どうして今、アイカツなのか？
あんずちゃんはちょっと照れ臭そうに、ぽつぽつと語りはじめた
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かほ(プロフ) - きらるりさん» 本当ですか？！楽しみに待ってます！！ (2018年4月3日 8時) (
レス) id: c1e96e310d (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - かほさん» わーっ、こんな昔の作品にコメントありがとうございます！本当に嬉しいです！ちょうど続きを書いているのでもうしばらくお待ちください (2018年4月2日 23時) (レス) id: cabc9f41a5 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - すごく面白かったです！更新待ってます！！ (2018年4月2日 23時) (レス) id: c1e96e310d (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆうきさん» ゆうきさんまだ見てますか？すごく経っちゃいましたけどあおいちゃん夢小説の連載を始めたのでよければコチラからどうぞ♪ http://uranai.nosv.org/u.php/novel/krrr_aikatsu11/ (2016年8月3日 23時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
きらるり(プロフ) - ゆゆゆさん» 丁寧なコメントありがとうございます！その辺は意識して書いたので伝わって本当に嬉しいです！首輪は支配のシンボルとして書いているのですが、じゃあ誰が支配者なの？みたいな・・・、とにかく読み取っていただけて感動しました！本当にありがとうございました！ (2016年5月2日 17時) (レス) id: f49683637b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらるり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/krrr_homepage/
作成日時：2016年3月20日 12時
