▽File.02 ページ4
赤司「全員、いるな…?」
一課に入って来たのは、
個性的な一課の面子をまとめあげる赤司征十郎。
彼は赤と黄色の対等な色の目でメンバーを見渡し、
Aの前で目を止めた。
A「あ、の……」
赤司「君が今日来た白崎Aだね。」
A「あ、は、はい!!よろしくお願いします!!」
ペコッと勢いよく頭を下げたAに対し、
赤司はニッコリと微笑んだ。
かと思えば真剣な顔つきに戻り、こう指示を出した。
赤司「ではA、お前は今日から大輝と行動しろ。」
え…いきなり呼び捨て?しかも下の名前で…?
なんて戸惑いつつ、
しばらく間を置いてAと、名前を呼ばれた青峰が声を揃えた。
A・青峰「はいィィィィ!!?」
赤司「何か問題があるかい?」
青峰「いや…つか、なんで俺なんだよ!?」
黒子「青峰くん、文句を言っている場合ではありませんよ。」
青峰「そ、そうだけどよ、でm((赤司「各自急いで現場へ向かえ!」聞けよ!!」
黒子と黄瀬、赤司と緑間と紫原、
そしてAと青峰の3チームに分かれて、
バタバタと忙しなく室内を出てパトカーに乗り込む。
青峰「チッ…なんで俺が…おい、女!早く乗れ!」
A「私そんな名前じゃありません!白崎です!!」
青峰「いーからさっさと乗れ!!」
A「分かってますよ!!」
言い合いをしながらも青峰は運転席に、
Aは助手席に乗って現場へ向かう。
A「ちょ…スピード出し過ぎですよ!?」
青峰「うっせ!いいからどっかにしっかり掴まってろ!!」
A「うぎゃっ!!?」
青峰の乱暴な運転に目を回しつつ、Aはシートベルトに掴まる。
かなりのスピードが出ていただけあって、現場にはすぐに到着。
火はまだ収まっておらず、消防隊が必死に消火活動をしていた。
が、幸いな事にここは廃墟ホテル。
人は誰1人おらず、重傷者や死人は出ずにすんだ。
青峰「なんだってこんなとこで爆発が…」
しかしこの爆発が人の手で行われた事は確実だった。
人がいない所で、勝手に爆発が起こる事はないからだ。
Aたちが現場に到着して3分も経たないうちに、
他のメンバーも到着。
車から降りてきた赤司は、すぐに全員に支持を伝えた。
赤司「テツヤ・涼太は聞き込み、敦・真太郎は周囲の見回りに行け!」
4人「了解!」
赤司「大輝とAは火が消え次第、ホテル内に何か手がかりがないか探してくれ!」
青峰「へーへー…」
A「わ、分かりました!」
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作者名:doughnut. | 作成日時:2013年11月5日 15時