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33「お前、顔赤いぞ?」 ページ34

戸惑いを隠せない。






33「お前、顔赤いぞ?」






『・・・はあ、はあ』



宮地さんから解放され、

たまらず逃げ込んだ女子トイレ。

多分今、私の顔は林檎より真っ赤に違いない。

・・・どうしてあんな顔をするの?

どうしてあんなに切ない声を出すの?


というかそんなことより、



『(あんなことされて、嫌と思わなくなったのはいつから?)』



自分で自分に問いかけて、さらに顔が熱くなる。

ああ、私もしかしてほんとに、









『(・・・宮地さんが、好き?)』







ヴー・・・
ヴー・・・



『わ、』



突然鳴り出した携帯。

マナーモードにしていたから音は鳴ってないけど。

画面を見ると、



『・・・?』



知らないアドレスからのメッセージ。



『え、ちょ、なんでっ・・・』






″巧です。″

″アドレス、変わってないって聞いたから連絡しました。″






『巧、先輩、・・・?』


本物?

・・・偽物、ではないか・・・。


ふと、時計を見ると、もう戻らなければならない時間。

とりあえず戻ろう。

仕事を疎かにするわけにはいかない。

おちついておちついて。





『・・・メールきたー、なんて高尾君が知ったら、携帯取り上げられそう。』



じゃあ、宮地さんは・・・



『・・・携帯、割られそう。』




_______。
__________。





『(全然落ち着けない・・・。)』




あの後仕事に戻ったは良いものの、全然集中出来なかった。

宮地さんには(笑顔で)怒られるし、

残業になるし、

もうほんとに散々。早く帰りたい。




宮「おい、終わりそうか?」


『え、あ、ええと』


宮「ちゃんと喋れ殴るぞ。」


『も、もうすぐ終わります!///』


宮「お前、顔赤いぞ?」




宮地さんの顔をまともに見れない。

何か分からないが緊張してしまう。




『(もうやだ帰りたい。色んな事で頭いっぱい。宮地さんが好きとか、巧先輩からメール来たこととか考えたいことでいっぱい。たすけて高尾君緑間君。)』


宮「○○。」


『!?!?』




おでこにひんやりとした感覚。

手を置かれている。




宮「熱はねえな。」


『だ、だだだだいじょうぶです!』


宮「なに焦ってんの?」





まだ認めたくない。

この先輩を好きなんて。





『(私はドMじゃない!!)』






34「俺がそっち行く。」→←32「・・・怒れなくなるだろ。」



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設定タグ:黒バス , 宮地清志 , 秀徳   
作品ジャンル:ラブコメ
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小夜(プロフ) - 姉さん» ありがとうございます!頑張ります!!(;_;) (2016年1月22日 1時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
- 頑張ってください!応援してます! (2016年1月18日 19時) (レス) id: 6847b52a8f (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - 羅虎さん» ありがとうございます!最近忙しくて中々更新出来ませんが、頑張ります( ;∀;) (2015年12月25日 18時) (レス) id: fa2c4eef6f (このIDを非表示/違反報告)
羅虎(プロフ) - こんばんは!宮地さん大好きなのでこれからも更新待ってます!! (2015年12月25日 0時) (レス) id: 1c137cc79e (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - ユキさん» わー!!ホントだ!教えて下さってありがとうございます! (2015年10月25日 17時) (レス) id: 4d8dfad001 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小夜 | 作成日時:2015年7月1日 18時

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