＊ ページ22
目黒「！？」
向井「今までよぉ頑張ったなぁ〜！」
佐久間「うわぁぁん！！これからはずっと幸せに暮らそうねめめ〜！」
目黒「え、あの、」
向井「俺もうめめきゅんと結婚する〜！！！」
目黒「ちょっと待って？」
佐久間「酷い康二！重婚だ！さくまさんとも結婚するって言ったのに〜！！」
目黒「重婚とかの前に無理だよ？」
ぎゃんぎゃん泣きながらおかしな方向に進んでいる話に慌てていると、宮舘が入ってきた。
宮舘「お昼出来たよ。…何、どうしたんだい？」
目黒「あ、あの…」
使い物にならない2匹の代わりに説明すると、宮舘は呆れたように笑いながら佐久間と向井の首根っこを掴む。
向井「わっ」
佐久間「ぎゃっ」
宮舘「あんまり目黒を困らせちゃいけないよ。まだ慣れてない事も多いんだからねぇ」
向井「でっ、でもでも！めめきゅんが今まで受けたもの考えたら〜！」
宮舘「それでもいきなり結婚なんて言われたら目黒もびっくりするじゃないかい。女性でもいきなりはびっくりするよ」
向井「うわぁぁん」
宮舘「ほらほら泣き止んだ泣き止んだ。お昼がまずくなってしまうじゃないか」
佐久間「舘さぁん」
子供をあやすように声をかける宮舘に、何だか親のようなそれを感じる。
宮舘「…後、そんな簡単に「結婚」なんて言葉、出しちゃいけないよ」
目黒「？」
一瞬、悲しそうな顔が見えた気がしたのは気のせいだろうか。
宮舘「目黒、先に行って構わないよ。朝の場所、覚えているかい？」
目黒「あ、はい」
宮舘「心配しなくても私はこの馬鹿犬2匹泣き止ませたら向かうからねぇ、先に食べてと伝えておくれ」
何だか追及するのも憚られて、目黒は先に朝食を食べた場所へと向かった。
宮舘「…困ったものだねぇ、お前たちも」
佐久間「ごめんなさぁい」
向井「わぁぁんダテごめぇん」
全く、すぐに「結婚」なんて単語を出すのはそろそろ本格的にやめさせないといけないな。
自分はともかく、…いや、どちらにせよ言われた相手が戸惑うだろう。
未だビービー泣き続ける2人の頭を撫でながら、宮舘は困ったように眉を下げた。
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賭果(プロフ) - 初めまして、検索で見掛けてこの話のみ途中まで読んでいるのですが、ふっかさんがまさか…と思いました。その他のシリーズもぜひ、読んでいこうと思います (2020年6月14日 21時) (
レス) id: e86ba3e61e (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - はじめまして。伍話の話がゆり組ー(≧∇≦)て感じがしてとても好きです。笑 これからも更新を楽しみにしています。 (2020年6月6日 20時) (レス) id: 2effd210bf (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - 新作おめでとうございます！全部面白くて読ませて頂いてます。今作は自担であるめめが最初の主人公っぽかったのでとても嬉しいです。これからも応援してます！ (2020年6月2日 22時) (レス) id: b898e8ff1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊都 | 作成日時：2020年6月1日 17時
