今宵、暁が焦がる頃に

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ラウール「何かねぇ、峠を越えた先の海岸で倒れていたところを照くんが見つけて連れ帰ってきた人間様！」
佐久間「でも何か照を見るといつも取り乱すんだよね〜」
向井「最初は俺ら見ても軽く取り乱しててん」
阿部「だから人間なんて怖いだけだってば…」
佐久間「も〜！あべちゃん！シッ！」

岩本「どうも俺たちが妖だからとか、そういう訳ではなさそうなんだがな」
渡辺「…ねぇ、何か1人増えてるんだけど」
岩本「おい昨日言っただろうがよ」
宮舘「待たせたねぇ、さて、食べようか」
どんどん進んでいく会話に、半分ついていけない。
そんな事をしている間に宮舘が戻ってきて、そのまま全員で「いただきます！」と声かけが始まった。

目黒「…い、いただきます」
向井「んふふ、めめきゅんと一緒にご飯！」
渡辺「康二めっちゃ懐いてんじゃん」
岩本「何か気に入ったんだとよ」
渡辺「ふぅん…」

向井「そや！めめきゅんの妖名！俺な、「夜」の入った名前とかええと思うねん！」
佐久間「夜？」
向井「だってめめの羽、夜のお空みたいに真っ黒で綺麗なんやもん！」
ラウール「確かにぃ！サラサラしてて、とっても綺麗な羽！」
宮舘「これをあの小さな箱に詰め込んでいたと考えると、人間様にはちょっとした恐ろしさを感じるねぇ。強ち、阿部の言う通りかもしれない」
阿部「そうだよ人間なんて…様なんてつける必要もないし…怖いし…」

佐久間「でもふっかは違うよ！」
宮舘「そうだねぇ、ふっかは違うねぇ」
阿部「どこからそんな根拠が沸いてくるの…？」
佐久間「さくまさんが実際触れ合ってみた感想だぞ！」
ラウール「僕の事優しく撫でてくれるんだぁ〜」
宮舘「月を見て素直に綺麗だと言える人に、悪い人はいないだろう」
渡辺「えぇ何その舘さんの理論。謎すぎ」

向井「それやー！」
岩本「うわっ、お前さん耳元で叫ぶなよ…」
向井「あっ、ごめんなぁ？照くん」
渡辺「で、何が「それ」なの？」
向井「あぁ、やから、めめの妖名！「夜月」ってどう！？」

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