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向井に置いて行かれ、岩本に座るよう促され恐る恐る1番近い座布団に座ると、真正面にいた包帯をクルクル巻いた緑目の青年が、ビクッとなった。
佐久間「あー！ごめんねめめ！あべちゃん人見知りしてるだけだから！」
目黒「え、あ、はい…」
佐久間「ほーらあべちゃん、ご挨拶！」
阿部「…阿部、亮平…妖名は「千草」…」
佐久間「はいよく出来ましたぁ！えへへ、あべちゃんいい子だから仲良くしてあげてね！」
目黒「あの、妖名って…？」
佐久間「あれっ、めめはないの？妖のお名前！」
目黒「俺はずっと村で育ってたので…」
佐久間「あぁ！じゃあ俺たちが妖名つけたらいいよね！」
ラウール「あっ、半妖さんだ！」
少し幼っぽい声が聞こえてきたと思えば、隣に猫耳の生えた背の高い青年が座った。
ラウール「猫又のラウールだよ！妖名はねぇ、「美雲」っていうの！舘さんにつけてもらったんだぁ！」
向井「何！？めめの妖名つけるん！？あっこれめめの分のご飯！めめは黒盆やって！」
宮舘「妖名をつけるのかい？その前にそこで行き倒れている翔太を起こしてくれないかねぇ」
佐久間「翔太ー！起きろー！」
向井「しょったくーん！まだ生きててー！！」
うつ伏せに恐らく二度寝だろう、すうすう眠る渡辺の上に狛犬たちが乗る。
成程、割と容赦がない。苦しそうに目を開けた渡辺の呻き声が聞こえる。
渡辺「…おえっ。……あれ、涼太のご飯の匂い…」
宮舘「あぁ出来たよ。ほら起きた起きた」
宮舘が濃い紫の盆を持ってどこかに行くのを見て、あれ、と声を上げる。
目黒「どこか行くの…？」
ラウ―ル「あっ、ふっかさんの所だよ！」
目黒「ふっかさん？」
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賭果(プロフ) - 初めまして、検索で見掛けてこの話のみ途中まで読んでいるのですが、ふっかさんがまさか…と思いました。その他のシリーズもぜひ、読んでいこうと思います (2020年6月14日 21時) (
レス) id: e86ba3e61e (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - はじめまして。伍話の話がゆり組ー(≧∇≦)て感じがしてとても好きです。笑 これからも更新を楽しみにしています。 (2020年6月6日 20時) (レス) id: 2effd210bf (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - 新作おめでとうございます！全部面白くて読ませて頂いてます。今作は自担であるめめが最初の主人公っぽかったのでとても嬉しいです。これからも応援してます！ (2020年6月2日 22時) (レス) id: b898e8ff1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊都 | 作成日時：2020年6月1日 17時
