弐:夕顔ノ畔ハ夜ノ月ト共ニ輝ク ページ11
向井「おはよう！おはようめめきゅん！起こしに来たで！」
目黒「うるさい…です…」
向井「あー！敬語やめてっ！これからめめは「家族」なんやからっ！めっ！」
朝っぱらから異常な程上げ調子で彼を起こしに来た向井は主人の起床を待ち侘びる飼い犬のように目黒の布団の周りではしゃぎ回る。
向井「めめ、立てる？ご飯俺らと一緒に食べへん？」
目黒「え、あ、まぁ大丈夫です…」
向井「け・い・ご！」
目黒「…大丈夫」
向井「花丸〜！」
まだ眠たい、少し怠い身体を起こすと、向井は一層目を輝かせた。
向井「うわぁ綺麗な羽！触ってもええ？」
目黒「え、うん…」
向井「わぁ！サラサラしてる！やっぱり綺麗な真っ黒やな！素敵！」
目黒「…」
今まで散々虐められていた原因のそれを「綺麗」だなんて言うなんて、彼も変わっている。
向井「あ！早よ行かな照くんに怒られるわ！行こ！」
目黒「わっ」
手を引っ張られ、駆け足で廊下を走る向井に慌てて続く。
本当に犬みたい。いや、狛犬だったら犬なのか？流石に違うか。
向井「おはよー！めめ連れて来たで！」
目黒「お、おはようございます…」
岩本「おう、お早うさん。よく眠れたか」
目黒「はい…」
岩本「あれ、康二、お前敬語じゃなくていいって言ってねぇのか？」
向井「言うた！言うたけどめめきゅんすぐ敬語になんねんもーん！」
宮舘「まあまあ。そう簡単に出来るものじゃないだろうからねぇ。康二、配膳を手伝って貰ってもいいかな？」
向井「はーい！」
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賭果(プロフ) - 初めまして、検索で見掛けてこの話のみ途中まで読んでいるのですが、ふっかさんがまさか…と思いました。その他のシリーズもぜひ、読んでいこうと思います (2020年6月14日 21時) (
レス) id: e86ba3e61e (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - はじめまして。伍話の話がゆり組ー(≧∇≦)て感じがしてとても好きです。笑 これからも更新を楽しみにしています。 (2020年6月6日 20時) (レス) id: 2effd210bf (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - 新作おめでとうございます！全部面白くて読ませて頂いてます。今作は自担であるめめが最初の主人公っぽかったのでとても嬉しいです。これからも応援してます！ (2020年6月2日 22時) (レス) id: b898e8ff1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊都 | 作成日時：2020年6月1日 17時
