【ﾏｷﾞ】貴方を守ると誓います part3

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「話って?」

きょとんとした顔でｱﾗｼﾞﾝさんが尋ねる。

私もその話を聞こうと思ったその時。





「皇子よ、ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ王がお呼びです」

ｺﾝｺﾝというﾉｯｸ音がしたと思ったら、そう言って従者が入ってきた。



今、いいところだったのに………!


従者が私を見て「なぜお前がいる」と怪訝そうな表情をしたのは見なかったことにしておこう。



「残念ですが、行かなくては…」

白龍はしぶしぶ体を上げた。

「うん、またゆっくり話をしようよ!ｱﾘﾊﾞﾊﾞくんもね!」

「おう!俺はｱﾘﾊﾞﾊﾞ。また今度な」

「はい!

ｱﾘﾊﾞﾊﾞ殿、あまりお話できませんでしたが、またの機会にこそぜひ」

白龍とｱﾘﾊﾞﾊﾞさんは軽く挨拶を済ませた。


「Aお姉さんもまたね!」

ｱﾗｼﾞﾝさんにそう言われ、私も慌てて2人に挨拶をし、部屋を出た。




「…じゃあ、俺はｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ王のところへ行ってくるから」

従者に着いて廊下を歩きながら、白龍が言った。

「あ、うん。じゃあ、また」

私も着いて行こうかと思ったけど、何だろう、

なんかそういう雰囲気じゃなかった………っていうか



………なんか白龍、ちょっと変だよ………?



私にはさっきの白龍が、

何か固い決心をしたように見えて。









そういえば、さっき白龍がｱﾗｼﾞﾝさんにしたかった話って何だろう……?


そんなことを考えながらとりあえず歩いていると、

「Aさん」

と後ろから声がしたので振り返る。






そこには綺麗な銀髪をたなびかせ、上品に微笑んでいる、男の人。




「ｼﾞｬｰﾌｧﾙ政務官………」

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