【ﾏｷﾞ】貴方を守ると誓います part3

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私は用意された部屋の窓から、ｼﾝﾄﾞﾘｱの景色を眺めていた。

ここから見たｼﾝﾄﾞﾘｱは、まるで色鮮やかな色彩のようで。

町の人やｷｬﾗﾊﾞﾝ等が動いている様子がはっきりと見えた。


何気なく部屋の中を見回してみると、煌帝国とは造りが違うのが分かる。

そういえば、王宮の外観も、煌帝国とは大分違った……


当たり前だけど、国が違えば文化が違うということを実感させられた。





……探検したい。


そんなことを考えていたら、不意にそんな思いが頭をよぎった。




別にいいよね?ちょっと城の中見るぐらい……



私はなぜか悪いことをしている気分になって、あまり音を立てないように部屋の扉を開けた。

そろり、そろりと部屋を出て、とりあえず右側に進もうと思ったその時。







「……こんにちは、Aさん」

不意に後ろから名前を呼ばれ、ついﾋﾞｸｯと肩を震わせてしまった。

「すいません、驚かせてしまったようですね」

恐る恐る振り返ると、

「あっ、ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ王!!…と……?」

ｼﾝﾄﾞﾊﾞｯﾄﾞ王の隣に、にこやかな顔で私を見ている銀髪の男の人がいた。

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