5 気がかり ページ5
虹村side
体育館に笛の音が鳴り響く
「練習止め!!10分後ミーティング」
「「「はい」」」
今日の練習も終わった
1年が加入して4日
『はーい、皆さんボトルとタオル使ってくださーい！
1年諸君も遠慮せず、あと、ストレッチは忘れずにー』
人当たりの良い笑みを浮かべてかごを置いた結城…あ
「…結城、大丈夫か？」
近づき小声で話しかけると、一瞬で無表情になる結城
『む...そんなに気にするなんて...まさか虹村...そんなに私のこと...』
「おーおーそういうのいいから、はよ言えや」
『っ...ほんっとこういう時目敏いよね
にじむーさっすがー』
降参っと手を上にあげた結城をジト目で見る
『...大丈夫、"まだ"大丈夫だから』
そういうこいつの目はある所を見ていた
そこを見て納得する
「...お前の大丈夫は当てにならんからな
やんなら早めにしろよ」
そう言って頭をぐしゃぐしゃする
『うわっ！...りょうかーい』
いつも通りヘラヘラ笑うこいつを見てため息をつく
目が笑ってねーんだよ
こりゃー...明日だな
業務に戻った後ろ姿を見て、再びため息を吐いたのだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 160人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とみっちゃん(プロフ) - なぱたさん» ありがとうございます(感動) (2019年7月27日 0時) (
レス) id: 207ae5c547 (このIDを非表示/違反報告)
なぱた - 好きです(切実) (2019年7月25日 20時) (レス) id: 94a2213700 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：とみっちゃん | 作成日時：2019年2月18日 23時
