第二話 大好き ページ4
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「ねぇA」
「……………」
まただ。Aは僕といるとき、よくぼーっとしてることがある。…どうしてだろう。僕といるとつまらないのかな。
「Aー！」
大袈裟にAに抱きついてみる。するとAは慌てた様子でこちらを見た。
「なに考えてたのー？僕といるのに、他のことが気になってるんだ」
わかりなすく拗ねたように言ってみた。
「ご、ごめんなさい…！そういう訳じゃないんですが…」
「あははっうそうそ＾＾でも僕のほうもちゃんと見てね？」
抱きついた状態のままAの顔をジッと見つめる。Aがちゃんと僕を見つめ返したのを確認した後、軽く微笑んで腕をほどいた。
「わかりました紅覇様」
「えらいね」
「…紅覇様、いつもごめんなさい。私は紅覇様に助けてもらったのに、私はまだ何も返すことが出来ていません」
Aは申し訳なさそうに俯いた。
「私はほんとにダメダメですね…」
自分対して自信がない、それがこの子の性格だ。こんなに可愛くてすっごく良い子なのに、なんで自信がないのか僕には分からない。
僕にとってだって、僕はAが側にいてくれさえすればそれでいいんだ。ほんとは従者の仕事だってしなくてもいいと思ってる。
Aはそれぐらい、僕にとって特別な存在なのに。
「うーん。じゃあ僕の言うこと一つ聞いて？」
「もちろんです！なんでも言って下さい！」
今すぐにでも僕が思ってることを伝えてもいいけど、きっとAは『紅覇様は優しいから』ってだけで終わってしまう。
「そうだなー。じゃあ僕のこと呼び捨てで呼んでみてよ」
「はい！？」
「早く早くー＾＾」
だから、これからちょっとずつでも分かってもらうよ。
「・・こ、」
「ん？＾＾」
「こ、こう……こうは…………さま」
「あははっなーに？Aっ」
Aに抱きつく。僕はAに名前を呼ばれるだけで、胸が締め付けらるほど嬉しいんだ。
「やっぱり無理でした」
「Aは可愛いなぁ」
だから早く気づいてね？
僕がAのこと大好きだって。
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白鈴(プロフ) - マギ大好きさん» めっちゃ笑ったwエンジェル紅覇わかる、ベッドに舞い降りてきてほしいですね← コメントありがとうございます！ (2015年5月12日 19時) (
レス) id: 15310db6cc (このIDを非表示/違反報告)
マギ大好き - 紅覇ぁぁぁぁぁぁ/// 可愛い(`・ω|・´)♭ myエンジェルベッドで楽しい宴を(鼻血) (2015年4月29日 21時) (レス) id: eb40757d9c (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - ソフィーナさん» ありがとうございます！嬉しいです（≧∇≦）可愛いだけじゃなくかっこいい紅覇もアリですよね！更新頑張ります！！ (2014年12月31日 16時) (レス) id: 15310db6cc (このIDを非表示/違反報告)
ソフィーナ(プロフ) - とっても楽しいです！更新頑張ってください(o^−^o)紅覇がとってもカッコいいです！！！これからも、応援します！！！！！ (2014年12月27日 22時) (レス) id: cdbf2fabbf (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - 彩香♪さん» ありがとうございます！！鼻血気をつけて下さいw 更新遅くてすみません(>_<)応援とても励みになります！これからも出来るかぎり全力で頑張ります！！ (2014年12月13日 20時) (レス) id: 15310db6cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白鈴 | 作成日時：2014年4月19日 19時
