守備範囲外でも愛してる【文スト】

●女子会 ページ6

細胞さんリクエストです！婚約中のお話。


「女子会ですか？」

「嗚呼、君のことを皆に分かってもらうにはどうしたらいいか紅葉くんに相談したのだよ。」

「それで、女子会？」

実際私はこの組織の人間ではあるけれど、たかが看護師。私が鴎外さんの婚約者であることに疑問を持つ声もあるわけで。その改善策が女子会。

「そう、女性のことは女性が一番分かるだろう？」

「なるほど？」

そんなこんなで、とんでもないメンツで女子会である。私、エリスちゃん、紅葉さん、銀さん、樋口さん。銀さんと樋口さんは仕事で話したことはあるけど、個人的に会うのは初めて。

「...銀さん可愛い。」

私の開口一番がそれだった為、その場にいた全員から力が抜けたみたいだった。だって、普段の感じからは信じられないくらい可愛かったんだもの。

「Aは素直じゃのぉ。」

「本当にね。」

普段の私を知る2人はいつも通り笑ったり、呆れたりしている。銀さんは赤くなって、樋口さんはぽかんとした後くすくすと笑った。

「中村さんってそういう方なんですね。」

「えっ、どういう意味ですか？」

「いえ、以前お会いした時そんな感じではなかったので。」

例えポートマフィアの構成員でも女であることに変わりはない。いや、だからこそたわいないような話ができることは少ないのだろう。話は弾み、色恋方面へ。

「首領との馴れ初めとか聞いてもよろしいですか？」

「いいですけど、面白くはないかも。」

「そういえば、聞いたことがないのぉ。」

「私も、興味あります...。」

え、銀さんまで。エリスちゃん繋がりだっていうのはいいと思う。でも最初は首領だって知らなかったとか言っていいの？エリスちゃんを見れば楽しそうに笑っている。

「いいんじゃない？」

「えーと、実は...」

かくしか話せば、自分でもどうしてここまで来られたのか不思議な道のり。

「中村さんは肝が据わってますね！すごいです。」

「彼奴が相手とは、お主も苦労したのぉ。」

「私、大分オゼンダテしたのよ！」

ドヤ顔のエリスちゃん。紅葉さんは少し寂しそう。銀さんと樋口さんは何故か感心している。以来、定期的に女子会が開かれるようになり、結果的に婚約者やばくないかみたいな感じになった。


口調とかあってる？って感じですが。違ったも目つむってください....。

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