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きっと、後悔は ページ9

Noside



覚悟を決めた少女は一歩、また一歩と戦場を歩いて行く
その手には未だ微かに光を放つ水晶がしっかりと握られていた

激戦地に足を踏み入れた少女の姿を視界に捉えた鬼姫は目を見開く


ナツメ「A…何故?足を怪我したのでは…」

『もう大丈夫』


少女の足には傷跡一つ残っていない
先程まで立つことすら出来なかったとは思えなかった


『私も戦う、皆を守るために!』


ナツメに向けて水晶を突き出す少女
それを見たナツメは溢れ出す懐かしい妖気に何とも言えない感情を抱いた
それを彼女の近くで聞いていた少年は少女の決断にもちろん反対した


アキノリ「A、正気か!?死ぬかもしれねーんだぞ!?」

『それでもいい。もう誰も傷ついて欲しくないの!』


少年に向けて叫んだ少女は今度は弱気な様子で俯いた


『怖くないわけじゃない…でも!』


顔を上げた少女は鬼姫や少年を見上げ、力強く言い放つ


『きっと、後悔はしない!!』


そして少女は水晶を力いっぱい地面に叩きつけた

その衝撃で水晶は一瞬で砕け散った
水晶が割れるのと同時に強い光が辺りを覆う
鬼姫達はもちろん、少し遠くで見守っていた封珠鏡使い達もその光に飲み込まれた

如月→←最後の言葉



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りんご(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2023年2月14日 17時) (レス) @page16 id: 672dedf817 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kotorin♪ x他1人 | 作成日時:2020年6月20日 19時

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