アイドルとして？仲間として？《7》 (ページ10)

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如月ページ10

Aside

とてつもない光が収まると、私は真っ白い空間に一人で立っていた

『ここ、どこ？』

ナツメもトウマもアキノリも誰もいない
少し不安になっていると、どこからか青い光が溢れ始めた
そしてその光は私の目の前の一点に集まっていく

『あれは…』

光はだんだん人の形を作っていき、やがて収まっていく
そして光の中から一人の女性が姿を現した

『貴方は？』

？｢我が名は “如月” 。お前の前世というやつだ｣

『前世…貴方が！』

如月は少し青みがかった綺麗な白髪と深い海のような青い瞳を持っていた
身につけている紺色の服も彼女らしくてとても似合っている

如月｢A、まずは謝罪させてくれ
我のせいで、お前に何度も苦しい思いをさせてしまった…
本当にすまない｣

『そんな！貴方が気にすることじゃない！』

名乗った後すぐに伝えられた謝罪の言葉
すぐに否定したが、如月は私に申し訳ない気持ちでいっぱいなのだろう
けど、逆に言ってしまうと彼女がいなければ今の私には何の力も無かったかもしれないのだ
むしろ感謝しなければいけない

『…ねぇ、貴方と朱夏はどういう関係なの？』

今一番気になることを率直に聞いてみる

如月｢そうだな、お前には全て知ってもらわなければ…｣

如月がそう口にすると彼女の足元から先程と同じような青い光が現れ、辺りを覆っていく
あまりの眩しさに、私は目を細めた