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9話 ページ10

「こんにちは」
「ああ、来てくれて助かった」

会議が終わってすぐに真戸上等の元へ向かうと、不知三等を初めとしたクインクス班が待っていた。

「はじめまして、クインクス班メンターの佐々木琲世です。よろしくね」

いかにも優男といった感じの、佐々木一等。

「この間ぶりっすね」

相変わらずのアホ毛、不知三等。

「瓜江久生二等捜査官です」

私を見る目がものすごく冷たい瓜江二等。

「六月透三等捜査官です、よろしくお願いします!」

笑顔で握手をしてくれた、1番まともそうな六月三等。

「米林才子、よろしくね〜」

独特なイントネーションが可愛らしい、米林才子三等。

「早速で悪いが、手伝ってもらいたいことが山ほどあってな。君の作業の精密さは有馬特等も認めるほどだ。期待している」

「…これ、頼みます」

瓜江二等が2課からの書類を持ってきて、私の隣に座った。

「え」
「何か?」

こちらをちらりと見てから、自身のノートパソコンに目を戻した。

静かになったオフィス中に、キーボードを叩く音だけが異様に響く。
私は仕事は嫌いだが、この音は意外と好きだったりする。

「疲れたー」
「右におなじ」

不知三等と、米林三等たちが時々愚痴をこぼす。

「こら、2人ともちゃんと仕事して」
「えー…ママン、ちょっと休もうよ」

そんな会話が耳に馴染んできた頃、

「こーんにーちは」

1人の嵐がやってきた。

「班長」
「A、探したですよ?」
「あれ私言わなかったですかね」

鈴屋班長がとてとてと私の所までやってきた。

「何か用事でしょうか」
「用事…特にはないですよ」

おそらく、その場にいた全員が心の中でツッコミを入れただろう。
ないのかよ、と。

「仕事が終わりしだい帰ります。ご迷惑おかけします」
「むぅ…」

頬をふくらませて、私を見つめる班長。
突然、私の隣に腰を下ろした。

「えっと、班長?」
「手伝うですよ、早く終わらせます!」

仕事を早く終わらせた先に何が待ってるのか、若干薄ら寒くなりながら、班長に書類の束を渡した。

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だいすけ(プロフ) - 冬りんごさん» 放置中、読んで頂いて本当に嬉しいです… (2018年11月6日 18時) (レス) id: 5d2de3d17d (このIDを非表示/違反報告)
だいすけ(プロフ) - 冬りんごさん» コメントありがとうございます!ほんとですか!?ちょっと見てきますね… (2018年11月6日 18時) (レス) id: 5d2de3d17d (このIDを非表示/違反報告)
冬りんご - 面白くて鈴屋くんがめっちゃ可愛い(#´ `#)応援してます!!だけど、確か葉っぱ○国っていうサイトにだいすけさんの名前書かれてましたよ、書かれてて大丈夫なんですか…? (2018年11月4日 15時) (レス) id: 909a291f12 (このIDを非表示/違反報告)
だいすけ(プロフ) - 向葵さん» ありがとうございます!もっと頑張らなきゃですね! (2018年8月3日 11時) (レス) id: 9036e20e71 (このIDを非表示/違反報告)
向葵 - 面白いです! (2018年8月3日 8時) (レス) id: 38ef399b5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だいすけ | 作成日時:2018年5月23日 1時

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