21話 ページ22
「___っ、ここは…」
全身がだるさに襲われ、頭がぼんやりとしている中、私は目を覚ました。
辺りを見回しても暗がり。どこか冷たい箱の中に閉じ込められているようだ。
「鈴屋班長？六月三等？」
呼びかけても反応がない。どうやら私1人のようだ。
作戦遂行のため、万一の不備があればと持たされたインカムも通信が繋がらない。
それほど距離が離れてしまったのだろうか。
「ったく、こんなカッコまでさせられたのにここで脱落とかありえないでしょ」
状況がわからない中で、冷静に時系列を整理してみる。
ナッツクラッカーの車に乗車したまでは覚えている。
まさかとは思うが、このまま見捨てられるとかないよな？
自分で呟いて空恐ろしくなった。自分らしくない弱気さに思わず苦笑してしまった。
ありえない。こんな所でくたばってたまるか。
何がなんでも脱出する。
「さてと…まずは何をしようか」
自分がやらなくてはならないことがまだ沢山ある。壁に耳を当て、外の状況を探ってみる。
ちょうど誰かの足音が聞こえて来た所だった。
「運べ」
間違いない、ナッツクラッカーの声だ。
私は破壊を試みようと、壁を力任せに蹴った。重苦しい音が響いただけで、開きそうにも無かった。
「こらこら…大人しくしなきゃ。今開けてあげるから」
急に視界が明るくなったと思うと、頭に袋を被らされて担ぎ挙げられた。
目いっぱいに体を暴れさせるものの、掴まれた腕から逃げ出すことは出来なかった。
段々と声が大きく聞こえてくる。重々しい音が聞こえて、再び視界が白けた。
そこに見えたのは＿＿＿＿
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だいすけ(プロフ) - 冬りんごさん» 放置中、読んで頂いて本当に嬉しいです… (2018年11月6日 18時) (
レス) id: 5d2de3d17d (このIDを非表示/違反報告)
だいすけ(プロフ) - 冬りんごさん» コメントありがとうございます！ほんとですか！？ちょっと見てきますね… (2018年11月6日 18時) (レス) id: 5d2de3d17d (このIDを非表示/違反報告)
冬りんご - 面白くて鈴屋くんがめっちゃ可愛い(#´ `#)応援してます!!だけど、確か葉っぱ○国っていうサイトにだいすけさんの名前書かれてましたよ、書かれてて大丈夫なんですか…? (2018年11月4日 15時) (レス) id: 909a291f12 (このIDを非表示/違反報告)
だいすけ(プロフ) - 向葵さん» ありがとうございます！もっと頑張らなきゃですね！ (2018年8月3日 11時) (レス) id: 9036e20e71 (このIDを非表示/違反報告)
向葵 - 面白いです！ (2018年8月3日 8時) (レス) id: 38ef399b5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だいすけ | 作成日時：2018年5月23日 1時
