第16話 僕達しかいない不安 (黒子side) ページ18
今この場では、ホークアイを持っている高尾君が一番頼りになる気がします。
高「うーん...あんまり使う場じゃないっちゃないけど、緊急事態だから使ってみるねー!
高尾ちゃん、いっきまーっす☆」
宮「緊急事態でもそのテンションかよ...」
相変わらず高尾君はテンションが高いですね.....
でも、そういう方がいてくれないと心細い気もします
高「ふんふん.....うーん、誰もいないね…なんでだろ...」
高尾君のトーンが少し低くなる。1階にいると思っていたのにいなかった.....
ということは...?
ふと、頭に嫌な考えが過ぎる。
もし...もしAさんが敵にやられていたら...?
二人の顔をちらっと見る
二人共顔色が悪い。
やはり...二人も同じ考えをしているのでしょうか。
いや、そんなことを考えるのはよくない...ですよね。
黒「もしかしたら、2階や3階にいるかもしれません。この学校、決して広くはないんですが階段がやけに多いですし...」
高「...そうだよね!とりあえず、二階に行ってみよっか!Aちゃんいるかもだし!」
高尾君ぱっと表情を明るくすると、二階へ行こうと腕を引っ張る。
黒「...そうですね、動かなければ何も始まらないですし、とりあえず二階へ行きましょう!」
宮「.....そうだな、ここでとどまってても意味ねぇか...よし!行くぞ!」
先程まで顔色が悪く、ずっと喋らなかった宮地さんも高尾君に腕を引っ張られ我に返ったらしい。
こうして、僕達3人は階段を駆け上って二階へ向かった。
黒「...Aさん、無事でいてください」
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likk - 優太ぁぁぁぁぁぁぁぁ え?ツーか君はいったい何者 (2019年6月14日 18時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜月 | 作成日時:2016年1月27日 14時