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「姫。」
『んー?』
「あの少女。たまにやってくるのですが、姫の従者になりたいそうですよ。
もっと姫の傍にいたいだそうです。」
『もうちょっと大きくなれたら従者にしてあげなくもない。』ドヤァ
「なんですかそれ」
・
でもその女の子は不慮な事故で
命を落とした。
頭に植木鉢が落ちてきた思いっきり頭に衝突したの。
頭のなかで回想が終わる。
場面が戻り、雷斗と美帆の顔が目に入る。
「あのね私は......
私がボロボロになっても、
姫が無事ならそれでいい。
私が朽ち果てても、
姫が笑っててくれるならそれでいい。
あの人の隣で笑えたら、
それがいい。」
「なに言い始めてんの?」
「さあ?美帆はわかるの?」
「わかんないわよ。
でもあいつがA姫のことをどれくらい想ってることくらい......わかるわよ......。」
「俺もだよ」
「あの人を傷つけようもんなら、
あの人笑おうってんなら、
私が絶対許さない!
姫は奴 隷という私を殺 してくれた。
重く繋がれた鎖を解いてくれたッ......」
゛一緒に世界を見に行こう!゛
「命を懸けてお守りするが約束......」
前も言いましたよね。
_______あなたのためなら本望ですって
゛世界って広いかな.....?゛
.......えぇ、きっと。
......あなたが思うほど世界は広いです。
だって私の知らない世界でもあなたが連れ出してくれたこの世界は、
こんなにも広いんですから。
いま、あなたを傍でお守りすることはできないけれど、
道を作ることは私にだってできる。
姫には、汚く黒ずんだ道じゃなくて、
ピカピカに磨かれた道を綺麗に走り舞ってほしい。
「だから.......!
絶対ここは通させない!」
そう言って私は再度突っ込んだ。
・
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琥兎(プロフ) - ですよね!悲しすぎる結末ですよあれ。アルマトラン.....。ファーラン悲叫びましたよね、うぅ(涙)テスが可哀相......。個人的にはシバとソロモンが離れ離れになってしまうところもすごく泣けました(泣) (2016年3月28日 8時) (レス) id: e7385696b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミハネ(プロフ) - 私も数日前に24巻読みました!テスが死んじゃうところが泣けた(涙) (2016年3月27日 18時) (レス) id: 5461742ec6 (このIDを非表示/違反報告)
琥兎(プロフ) - rekaさんありがとうございます!更新頑張ります!! (2016年2月3日 19時) (レス) id: e7385696b9 (このIDを非表示/違反報告)
reka - 面白いです!更新楽しみにしてます! (2016年2月3日 13時) (レス) id: 3f3aeb4db3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥兎 | 作成日時:2016年2月2日 15時