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Aside
私がツラツラと長文をドヤ顔で安室さんに言った結果。
安室さんは無言で、少し俯いている。
俯いているから耳に掛けていた金色の髪がサラリと落ちて、なんだか色っぽい。
コラ私、どこ見てるんだ。
「…、僕は、貴方のことを知りたかったんです」
「あぁはい。理由は?」
「…あなたが魅力的だから」
「はい?」
嘘だとわかっていても、咄嗟についた嘘だと知っていても、私の顔はタコのように茹で上がる。
心做しか、安室さんの顔も赤い。
どうせ演技だ、何となくわかる。
だけど私はそういうこと言われるのが慣れてないのでめちゃくちゃ照れる。
「安室さん、変な事言わないでください。
分かってますから、私を疑ってるんでしょう?貴方探偵ですもんね、事件になりそうな種があったら、最初にとっとく方が楽ですしね。
正直に言ってください、怒らないから」
「…」
少し冷たい自分の手の甲を自分の顔に押し付け、顔の熱をどうにか逃がす。
安室さんはそんな私を見て、小さく口を開き、なんだか驚いている。
驚くのは私の方だから、イケメンがあんなこと言いやがって。普通に死ぬわ。
「…Aさんが、魅力的なのは事実ですよ。…すみません、貴方の言う通り、僕は貴方を疑っていました」
また馬鹿なことを言ってきた気がするが、正直な答えがちゃんと帰ってきた。
しかし、言質はとれたぞ。
安室さんめ、やっぱり私を疑ってたんだ。
「ですよね、疑ってましたよね?それは何故?やはり私が昨日安室さんともう一人の男の人の会話を聞いてしまったから?何故その会話を聞かれてはいけないの?
それは、貴方こそ、怪しい仕事をしているから。…なんて」
ペラペラ自分の思ったことを話してしまったが後悔はしていない。
今もし安室さんが私を殺したとしても、今は悔いないぞ。
言ってやった感しかない。でもあと数分したら熱が冷めて死にたくなるんだろうな。
そして私が何故、彼にそう言ってやりたかったのか。
それはただ、今後のゲームを作る時(仕事)、ネタになって面白いかなーって。
それまで生きてるか知らないけど。
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こたきんぐ(プロフ) - ぱるむさん» こちらにもコメントありがとうございます…!完結はしようとおもっていますので、、、申し訳ないです… (2021年8月28日 12時) (レス) id: 7882bc78cd (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - 復活待ってます!すごく面白かったです! (2021年2月15日 18時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - まいさん» ありがとうございます!更新ゆっくりになりますが、がんばりますっっ! (2020年2月22日 20時) (レス) id: f2404a4c45 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - めっちゃ面白いです!!続き気になります!これからも更新頑張ってください^_^ 楽しみにしてます(^^) (2020年2月12日 19時) (レス) id: 51e87b9769 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - わさびさん» だぁありがとうございますっ!!まじですかw奇跡ですねwちょくちょく頑張ります! (2019年5月22日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時:2018年4月24日 21時