嫌い、大ッ嫌いなの ２【おそ松さん】

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＊チョロ松side＊



カラ松の質問に箸を落とす彼女

動揺しているのが分かる

絶対、何か隠している



「先輩に何をされているんだ」

『べ、別に何もされてないし… っ』

「その様子だと、嘘にしか見えないんだけど？」



おそ松兄さんの言葉に俯いてしまった

俯いたまま何も話そうとしない



「これ以上問い詰めるのはやめよう。言いたくないことだってあるんだから」

「そうだね」



僕の意見にトド松が賛成してくれる

だけど兄さん達は納得いかないのかその場から離れようとしない

彼女が話してくれるのを待っている

無駄だと思うけど…



「…なぁ、如月……」

『……するの？』

「え？」

『何で、優しくするのｯ？！』



顔を上げた彼女の表情は悲しそうで苦しそうだった



「…それは……」

『もういい。どっか行って！』

「…如月……ｯ」



カラ松とおそ松兄さんを僕達の方に押してきた

おそ松兄さんは何も言わずに教室に向う

皆もそれに続いた

ちらっと後ろを確認する

その時 液体が一滴、地面を濡らした

何もできないから僕は見て見ぬふりをして、皆の後を追った

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