検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:140,483 hit

殺して 10 ページ11

『わっ…!』

教室に入ると、足をかけられ、危うく転ぶところだった。

「ちっ」

『…』

またか…

何度やったら、気が済むんだろう。

華 「A」

背後から、【アノ子】の声。

『っ…』

振り返ると、突然蹴られた。

『ぐっ…』

華 「あら、醜い顔が尚更醜くなったわね」

「クスクス」

立ち上がろうとすると、また蹴られた。

華 「お前さぁ、なに王子様に近いてんの?」

『近づいてなんか…』

華 「へぇ…?昨日のことがあってよく言えるわね」

「昨日のことって?」

華 「こいつ、わざと倒れて王子様に運んでもらったの」

『わ、わざとなんかじゃ…』

「えっ、サイテー!王子様はみんなの物なのに!」

「謝りなさいよ!「クズな私が王子様に近づいて申し訳ありませんでした」って!」

華 「ほら、言われてるわよ?」

『っ…』

私だって、近づきたくて近づいたんじゃないのに…

「ほら!早く言えっつうの!」

さっきよりも大勢に蹴られて、体が痛い。

もう、やめて…

『…クズな私が…王子様に近づいて…申し訳ありませんでした…』

華 「最初からそう言えばいいの」

「クズはクズらしく隅にいろよ」

華 「クズと自覚しているのなら、私たちが片付けて上げる」

えっ…?

どういう…

考えていると、両腕を掴まれ、どこかに連れて行かれた…

________

「ほら、入れよ」

ドンっと押されて、倒れてしまう。

『うっ…』

華 「ここを出れるかしら♡」

柱に寄せられたと思うと、今度は手足を結ばれていく。

『いたっ…』

縄が痛い。

「じゃあねー」

完全に拘束された状態で【アノ子】達はどこかへ行ってしまった…

『嘘っ…でしょ?』

見たところ、ここは空き教室なようで、人が通らない場所だった。

『早く、出なきゃ…い"っ』

縄が思った以上にきつくて、解けない。

『ずっと、このまま…?』

そのあとも、何度も解こうとしたが、全く解ける気配もなかった。

『今、何時かな…』

時計をみると、12:36だった。

『嘘っ、もうお昼!?』

どうしよう、早く出ないと!

だが、全く縄は解けない。

どうしようか考えていると、ガラッとドアが開いた。

『え…』

? 「「「「え!?」」」」

殺して 11→←殺して 9 華音side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (279 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
814人がお気に入り
設定タグ:まふまふ , そらる , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

どうぶつ(プロフ) - やばい!!!泣けた!!! (2018年8月3日 23時) (レス) id: 07d0afdaa9 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - とても良かったです! (2018年7月27日 16時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - 紅蓮さん» 返信がものすごく遅れてしまって、本当にごめんなさい!ありがとうございます! (2018年7月4日 23時) (レス) id: 4778a94982 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮 - 一話から見てて面白いです。頑張ってください! (2018年6月8日 17時) (レス) id: fa1bbbe3ca (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - 映月さん» 返信が遅れてしまい、申し訳ありません!ありがとうございます!! (2018年5月11日 23時) (レス) id: df76df93db (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:織姫 | 作成日時:2018年3月5日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。