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58話 ページ15

「情報探る為にわざとマフィアに捕まるなんて…。中々危険なことしますね、太宰さん。」

「マフィアの首領に毒盛ろうとしたどっかの誰かさんよりはマシだと思うけど…。」

「うぐっ…」

そうだった。そう言えばあの人一応マフィアの首領なんだっけ。確かにそんな人に毒盛ろうとしたのはマズかったかな。
やらなかったし、早々に諦めたとは言えども、もしやってたら私がマフィアに報復だの何だので追われることになって、必然的に私が働いている探偵社にも迷惑がかかる事になっていたかも…。


考えが浅かった。以後気をつけよ。


「で、何か分かりましたか?」

「あぁ、勿論さ。詳しくは探偵社に戻ってから話すよ。まず早くここから出ないとね。」

「そーですね。」

私と太宰さんは今、バカみたいに広い建物の、バカみたいにたくさんある道を進んでいる。前も行ったが、私なら即座に迷う道だ。
そんな複雑な道を歩けているのも太宰さんがいるおかげなのだが…。

なんでこんな迷いなく進めるんだろ。
マフィアのお嬢とは知り合いだし、マフィアの報復方法にもやたら詳しいし…。

太宰さん、元マフィアじゃない?
そう考えてしまうのは、転生してから既に三度目である。

「あ〜…早く帰りたい。」

「Aちゃん、口調。」

「…てす。」

「あとからつけてもねぇ。まぁもう少しで出口だよ。ほらあそこ。」

そう言って太宰さんが指を指した先には確かに扉があった。けれど…。

「普通に見張りいますけど…。」

扉の前に、黒服の大きな人が数名ほど…。

「そこで登場するのがAちゃん!ナイフを持った君なら見張りの黒服数名くらい話にすらならないよ。ここはバカみたいに広いし、黒服もある程度散ってる。やれるんじゃないかなぁ?」

「まぁ、あれくらいならいける…かな?」

あの人数でも、囲まれて四方八方から攻撃とかされたら普通にやられますが。
まぁ、前回はそれで捕まってしまったけれど、今回ばかりはしくじらないよう頑張ろう。
何せ、私の脱出がかかってるからな。

「それに…こんだけ散ってたら行けますよね。」
いける…いける…。

「んじゃあ、行ってらっしゃぁーい!」

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あーちゃん(プロフ) - 78話のヒロイン達のお話の題名はどのような題名なのですか? (2019年6月12日 0時) (レス) id: 32e2eab4af (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ麻呂(とよ)(プロフ) - 今更ですが、女医で、せんせいと読む事にしておいて下さい…。 (2019年3月1日 11時) (レス) id: 06dfc878d9 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ麻呂(とよ)(プロフ) - 鼠ちんさん» なるほど…。今後夢主ちゃんに毒を使わせるときはそうさせていただきます!調べて頂き、ありがとうございます! (2019年2月26日 20時) (レス) id: 06dfc878d9 (このIDを非表示/違反報告)
鼠ちん(プロフ) - 調べました所トリカブトに含まれる毒性物質の致死量は2~6mgだそうで、トリカブトが4mgでもこれだけの量が含まれている事が多いのでそこまで薄めることは専用の機材でもない限り不可能かと思いますの体重1kgに対し0.3mgの鈴蘭はいかがです?いや猛毒には変わりないですが (2019年2月26日 20時) (レス) id: 1616c0402d (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ麻呂(とよ)(プロフ) - 今回の様によく知らないくせに使ってる…みたいな所がございましたら、どうぞ現実的なツッコミをいれてくだされば…。 (2019年2月26日 17時) (レス) id: 06dfc878d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ましゅ麻呂(とよ) | 作成日時:2019年2月22日 19時

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