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華73(過去) ページ34

貴「ん…」








朝起きると、
隣には服を何も着ていない真くんの姿。









あ、そっか私たち……
好きな人と結ばれて幸せで、緩む顔。









けど…何でだろう…


心が空っぽで、
大切な何かを失ったような気がしてならない。









花宮「Aおはよう」









優しく微笑んで頭を撫でる真くん。









貴「おはよう……」









まだ何だか照れくさくて布団に潜る。









花宮「ったく、今更恥ずかしがんなばぁーか。
つーか、体平気か?」

貴「うん、平気」









そう言うと安心したように私にキスをし、
起き上がった。









机にある携帯を見つめる真くん。









花宮「電話?」

貴「誰から?」




花宮「愛美とおまえの兄貴と、知らない番号。

昨夜かかってきてたらしいが
気づかなかったな。

俺たちあの後すぐ寝たし」









何か胸騒ぎがする。
真くんはその電話を掛け直している。









何で?
何でだろう…何で…涙が出るの?




理由がわからないけど涙が止まらない。









花宮「は……?
てめー、嘘ついてんじゃねーよ……
そんなわけ……」









嫌だ…

真くんの目から一筋の涙がこぼれ落ちた。









私も自分の携帯を見ようとすると









花宮「見んな!」









涙で溢れた真くんの目、
そこから逸らし私は携帯を見た。









そこには愛美の着信と
お兄ちゃんからの一件のメール。









貴「嘘だ……」


花宮「あ”ぁぁぁぁー」









頭を抱えて叫ぶ真くん…









嘘だよね…嘘だ嘘だ嘘だ









.









”宮原が死んだ”









愛美が死んだなんて…









.









”屋上から飛び降りたらしい”









___嘘だ

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はちみつ♪ - 遅れてすみません。こちらこそよろしくお願いします (2015年9月26日 12時) (レス) id: 5eaaff209b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はちみつ♪さん» ありがとうございます!長い過去編第一弾も終わりました^ ^これからもよろしくお願いします! (2015年8月22日 19時) (レス) id: d62a91a505 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ♪ - わあ、まさかの展開。次の過去編も本編も楽しみです(*‘ω‘ *) (2015年8月19日 14時) (レス) id: 5eaaff209b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はちみつ♪さん» そろそろ過去編も終盤です!それから高尾もたくさん出ると思うので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。ありがとうございます、更新頑張ります!( ´ ▽ ` )ノ (2015年8月6日 19時) (レス) id: d62a91a505 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ♪ - 光さん» 過去編終わってほしくないけれども、高尾の出番も楽しみにしてます^^愛美ちゃんとこの後どうするんだろう?更新頑張ってください!! (2015年8月4日 13時) (レス) id: 5eaaff209b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2015年3月29日 17時

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