毒の華2【高尾和成】

華71（過去） ページ32

花宮「あ？愛美は？」

貴「なんか、友達とどっか行った」


花宮「そうか…」








さすがに今日告白されて断って、
顔合わせるのが気まずいのだろうか。


まあ、時間が解決してくれるまで
待つしかねーな。








花宮「足平気か？」

貴「うん、大丈夫」







そうは言うが、相当痛そうだ。









貴「あ、それより真くんに聞きたい問題が
あるんだけど…」

花宮「じゃあ、俺の家来るか？」



貴「え？」








真っ赤な顔で見つめるA。


そういえば、幼馴染といっても
3人で家にいることはあっても、
2人はあんまりなかったな。







花宮「い…嫌か？」









俺も意識しちまって真っ赤だと思う。









貴「嫌じゃない！い…行くよ」









＿＿＿
＿＿





そういうことで俺の家に入れる。





やべーな、凄く緊張するんだが。


別にやましいこととか考えてはいねーよ？

たぶん……な…？









いつものように勉強を教える…
それだけなのに、なぜだか鼓動が早まる。









Aが近くにいる、2人きりで。









しかも保健室でのこともある。









.









まあ、あのときは保険医に邪魔されたが。

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