【黒子のバスケ】元明洸中の女の子はキセキの世代と合宿をしました【花宮真・黛千尋】

笑って ページ47

貴方side

はぁ……
こんなに取り乱したのは久しぶりだった。



でもどうしても、
取り返したかったんだ。




シゲが使っていたリストバンドを







＊＊＊


貴「シゲ、それずっと使ってるよね。
新しいのにしないの？」


荻原「これ気に入ってるんだ、
ずっと使ってるうちに
愛着湧いてきちゃってさ」



貴「ふーん、
じゃあ私が欲しいって言ったら？」

荻原「Aが？
そうだな、お前なら……いいかもな」



貴「本当に？！じゃあちょうだい」

荻原「今はあげねーけどな……
でもまあ、飽きたらやるよお前に」









そう言いニカッと笑ったシゲ。

嬉しかった、
そう言ってくれた時の
シゲの顔は今でも覚えている。






そんな大切なものを…なんで黒子に？
持っている資格なんてないじゃん








シゲ…
あなたは今何をしている？






会いたいな…






またみんなで……









”笑ってバスケをしたい”









？「こんなところにいたら風邪引くぞ」


貴「？！」

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