【黒子のバスケ】元明洸中の女の子はキセキの世代と合宿をしました【花宮真・黛千尋】

過去編-宝物- ページ31

貴方side

”絶対そんなことは許さねー、
お前は俺の言うとおり
プレーしてればいいんだよ”



心の中で響いていた。



花宮さんは強引だけど、
いつもこういうことは言わなかった。


貴「何でそんな怒ったんだろ…」





ずっと気になっていたことがある。


ラフプレーを教えながらも、
花宮さん自身が
昔にこだわっているということ。




”前のお前なら….”

”元に戻ってきた、あと少しだ”




なぜだろうか。
今日もあんなに反対されたし。




貴「はぁ……」



今日は気まずいから
みんなとは帰らずに1人で帰っている。





けど、そんなときに限って忘れ物をした。




明日でもいい……

でも私にとって大切な物だったから
今取りにいかなきゃならない。




貴「あれは宝物だからな……」



そう思い忘れたであろう更衣室に来た。



貴「よかった、あった…」



これを見ると思い出す。
あの日花宮さんがくれたんだよな。


このリストバンドをみると
自然と頬が緩んで、
あの日を忘れさせてくれる。




そんな時体育館から声が聞こえてきた。

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