平行世界の俺達は (ページ3)

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二話目ページ3

「··いさ··」

「・にいさ・!」

「おにいさん！」

カラ「!?」

目の前がいきなり明るくなった。

目に映るのは見慣れない洋館を匂わせる装飾が施された天井。
そう言えば、誰かが、俺を呼んでいた､､､はず。

まだ醒めきらない頭を奮い立たせ、上半身を起こす。

？「起きてよかった！」

そう言ってにぱっ、と笑うのは、芋ジャージにヘルメット、といった最近はあまり見ないファッションの男の子。
中学生位だろうか。

カラ「えっと、あー､､､

､､､此処(ココ)は何処か分かるか、boy。」

？「此処(ココ)？

此処(ココ)は、落葉(ラクヨウ)の館！

パーカーのおにいさん、名前は!?」

カラ「落葉(ラクヨウ)の館､､､って、おにいさんって、
お、俺か。
俺の名前は、松野家に生まれし次男、
松野カラ松だ！

君の名前はなんだ？」

？「僕？

僕の名前は＿＿＿＿＿

カラ松、

松野カラ松だよ。」

カラ「おなじ、名前､､､？

俺の名前、かなり珍しい方だが､､､？」

？「まさか、

やっぱり､､､

おにいさんってさ、派生(ボクラ)に逢うの、はじめて､､､？」

カラ「ど、どういうことだ､､､?」

？「えっと、のちのち説明を受けると思うんだ！

その時に分かるよ！

取り敢えず、僕のことは、[芋ジャー]って呼んで！」

カラ「芋ジャー君か、分かった。」

芋ジャー「僕は、案内してくれる人探して来るから！」

そう言って、彼は無駄に広い廊を駆けて行った。