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*
「上杉。
何か言わなくていいの?」
「…別に」
何言えって?
何も話すことなんかねーだろ。
俺は何とも思ってないって顔で、思考の一切を閉ざした。
冷酷だろうが人の心がわからないだろうが、何でも好きに言いやがれ。その代わり、これ以上俺の中に入ってくんな。
感情をシャットダウンして、立ち上がる。
「話はそれだけなら、俺もう戻るから」
もう済んだと踵を返したところで、背後から黒木の声が聞こえた。
「アーヤ。
さっきの、本当に当て嵌まらないのかな?」
まだ言ってんのか。いい加減にしろ。
「当て嵌まらないよ」
…。
即答された言葉に、ぐっさり傷つく。
だから、わかってんだって。もうこれ以上傷口に塩塗ってくんなよ。
心が地の底より沈みそうになってたその時、信じられない言葉が耳に届いた。
「だって上杉くんが、私に片思いなんてしてるはずないでしょう」
「!」
は?
そっちか?
「若武の話じゃ『気になっている者』だったよ。
それなら少しくらいは当て嵌まるんじゃないかな」
「…そんな曖昧な言葉で、黒木くんは私からどんな答えを聞きたいの?」
立花はムッと怒りを含んだ声で、全員へ宣言するように言い切った。
「少なくとも、KZの調査中のことで、上杉くんの行動におかしな誤解はして欲しくない。
上杉くんは私を善意で助けてくれたんだから、そのことでからかうのは褒められる行為じゃないよ。
私、メンバーとして見過ごせないから」
立花の姿を見つめたまま、俺は言い知れぬ感覚に背筋を震わせていた。
……こいつ、マジ、ヤベー。
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こま(プロフ) - ゆらち*さん» ありがとうございます〜(#^.^#) 上杉君、いいキャラですよね♪ あのツンのところを黒木君や翼に弄られてるところをつい見たくなってしまいます。今後も頑張ります!(^^)! (2016年5月15日 0時) (レス) id: 90c1ef24f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらち*(プロフ) - とても素敵な作品です!分かりやすくて、読みやすいです!!私も見習わないと...。 上杉君、最高なキャラだと思います!翼と黒木君のコンビもいいですよね〜 応援してます!! (2016年5月14日 21時) (レス) id: 2c3f42c40a (このIDを非表示/違反報告)
こま(プロフ) - 未来さん» どうもありがとうございます(^^) 想像していただけたら嬉しいなって思ってました。上杉君がこの二人にからかわれるの、好きなんですよ。実はこれで二回目で、三回目のお話を今書いてます(#^.^#) 飽きずに見てやってくださいm(__)m (2016年2月27日 19時) (レス) id: 90c1ef24f9 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 素敵なお話でした!美門や黒木にからかわれつつも、感謝する上杉・・・という図がありありと想像できますね(笑) (2016年2月27日 13時) (レス) id: 7c7a6c65ca (このIDを非表示/違反報告)
こま(プロフ) - 柚子さん» 感想ありがとうございます。上杉君はなんとなく書きやすいです。一応プロットには、小塚君SIDEのお話があります(#^.^#) 他に書けるとしたら、やはり砂原かなぁ。また挑戦してみますね!(^^)! (2016年1月16日 15時) (レス) id: 90c1ef24f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こま | 作成日時:2016年1月9日 21時