その、ひび割れし仮面は【日番谷冬獅郎】＊第二幕＊

47.騒がしい起床 ページ3

「ジン太くん、危ないよ」

「うっせバーカ！行くぜぇ！」

「あぁ、ちょっそっちはダメっスよ！」

「いけませんぞジン太殿！」


「ジン太ぁ･･･ホームランッ！」


[ドゴォオオォオオ]

[ドサッ]


騒がしい音と何かが吹き飛ぶ音


何事かと目を開け身体を起こすと部屋の左襖が無くなっていた


立ち上がり様子を見てみると小さなカエル？だろうか


その虚、数匹が外れた襖の上で目を回していた


『･･･一体どういうことだ』


ため息をつき、反対側の襖を見る


左側と同じく吹き飛んでおり


覗き込むと居間の様な場所で赤髪の男に体を取り押さえられている赤髪の少年と
こちらと目線が合い半笑いの浦原、赤髪の少年を睨んでいる三つ編みメガネ
その光景を見てオロオロしている黒髪の少女が居た


『････だから、どういうことだ』

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