その、ひび割れし仮面は【日番谷冬獅郎】

16.隊首会 ページ16

死覇装に着替え、伊勢副隊長に声をかける


隊首会はこれから始まるとのこと


京楽隊長は一足先に隊舎を出たらしく


伊勢副隊長の案内で隊首会の広間へと向かう


広間へ着く


そこには隊長羽織を羽織った死神が１０名、顔を揃えていた


それぞれの隊長へと視線を向ける

一番隊山本元柳斎

二番隊砕蜂

四番隊卯ノ花烈

六番隊朽木白哉

七番隊狛村左陣

八番隊京楽春水

十番隊日番谷冬獅郎

十一番隊更木剣八

十二番隊涅マユリ

十三番隊浮竹十四郎



「さて此度隊首会を開いたのはここに居る隊員についてじゃ」



『はい、元破面の無神Aと申し＿＿＿＿』



ド ク ンッ



胸が強く脈を打つ



また、か･･･！



耳鳴りが高く強く頭へ響く




刹那





日番谷冬獅郎と目が合った。






頭が紐で縛られるように痛い



『う、ぐっ･･･』



奥歯を噛み締め痛みに耐える



胸に鈍く、重い痛み



思考がぼんやりとし始める



視界も徐々にぼやけ始める



やがて視界には隊長たちの髪色や着物の色だけが強く目に映る



なんだ･･･これは･･･


茶に毒でも入っていたのか･･･？



『ぐ、ぁ･･･っあぁ！！』


身体が言うことを聞かず



床へと膝をつく



隊長たちのざわつく声が聞こえる



うるさい



頭の中でざわつく声が大きく聞こえる



やめてくれ



「Aちゃん、大丈夫かい？」



京楽隊長の声が聞こえる



『は･･･い』



「落ち着いて、こんな時は深呼吸をしましょう。ゆっくりと」




卯ノ花烈が私に近づき介抱する






「･････」


そして静かに私を見つめる、碧緑の目

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