うちの姉ちゃんを嫁にください！！[3]【おそ松さん】

第83話 ページ18

〜おそ松side〜



お「………」


ト「おそ松兄さん？風邪引くよ？」



俺は今、月を見てる。



もしかしたら姉さんも見てたりして……な訳ないよな。



ト「えっ、何、月？………うわ、満月じゃん！綺麗だな〜」


一「二人とも、窓開けたままなんだけど……」



そう言って歩いてくる一松も少し気になったのか俺たちのいるベランダに出て空を見上げる。



ト「姉さん達、元気にしてるかな……」


お「そんなに気になるなら連絡入れてみれば？」


ト「うん…そうだよね……」



そう答えたトド松だが、きっと連絡は出来ないまま終わるんだろう。



だって、それは相当勇気のいる行動だから。



一「母さん達が仲直りすればこんな考えなくてすむのにね……」


お「そうだな……よし、



母さんを説得しよう」


「「えっ？」」


・

・

・

〜Aside〜



『………』


チ「あれ？姉さんどうしたの？」


『ん？満月が綺麗だな〜、って。』



家に帰る途中、ふと空を見上げると綺麗な満月が浮かんでたのだ。



十「本当だー！ねえねえ！兄さん達も見てるかな？！」


カ「フッ、そうかもな。」


チ「いやいや、見ないでしょ。……トド松は見てるかもだけど」



みんな楽しそうに話しているけど、本当は寂しくて仕方ないのだろう。


だって、家族が離れ離れになっているのだから。



『よしっ、決めた。



父さんの所に行こう』


「「「…………え？」」」

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