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「なにA、アンタ泣いてんの?めずらしいこともあるものね」

『はいぃ?Aちゃんが泣くぅ?そんなことあるわけないでしょー?……ぐずっ…』

「しっかり泣いてんじゃねーか!なんだよ〜、お前ってば寂しかったのか〜?」

『あっっっったりまえでしょーが!私だけ仲間はずれなんだぞー!しかも君らなんかどろどろのべたべたのぼろぼろだし!!……なんでそんなぼろぼろなの、心配すんでしょ!!』

「お前が無傷すぎるだけだろ。なんでそんなにピンピンしてんだよ」

『だって私初日にゴールしたもん。あの二人がちょー優秀だったから』

「「初日ィ!?!?」」


全員が驚いたように私から離れて臨時チームの二人に警戒の視線を向ける。彼らは居心地悪そうにその視線から目を逸らし、先に行ってるよと部屋の奥へ歩いていった。それと同時に後ろの扉が開く。


「おーA!お前も突破したんだな!ひょっとして噂の一日目の突破者ってお前のチームか?」

「Aちゃん…!お、おめでとう!」

「ゲッAにナルト……お前らも突破したのかよ、これまためんどくせーことになってんな」

『…よっ、みんなも合格か!え〜ちょっと私らの代めっちゃ優秀じゃなーい?』


入ってきたのはキバたちの班とシカマルたちの班。ワチャワチャとみんなが入り乱れナルトが少しだけ私たちから離れた。…今しかないか。声をかけられるのに返事をしながら、トントンと2人の肩を叩く。



『…サスケ、ちょっと。サクラも』

「え!?」

「……」


そっとその場から離れ大きく開いた扉の外側に連れ出し、続々とやってくる受験生の波を逆走する。やがて人のいないところに着くと、2人の手を離して立ち止まった。2人の目をじっと見つめる。


『何があったかは聞かない。この後のことをどうこういう気もない。……でもサスケ、君マジで顔色やばいからとりあえず応急処置だけしよう。その顔色だとこの後の試験の出場を先生たちに止められかねない』

「!」


2人はぎょっとした顔をして、それからサクラはほっとした顔を、サスケは苦虫を噛み潰したような顔をした。


「……問題ない」

『君になくても私やサクラにはあるの。戦うなら万全の方がいいでしょ?私もどうせ戦うなら万全の君とがいい』

「!」


サスケは言葉を詰まらせ、それから黙って隠すように上げていた襟を下げた。三つ巴の印。痛々しい傷とともに黒々と付けられたそれは、わずかだがチャクラのかたまりを感じる。これなら…

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ぱーぷる姫(プロフ) - 6時間ぶっ続けで読み続けました。どうかハッピエンドに! (7月5日 6時) (レス) @page44 id: 4d7ac923b9 (このIDを非表示/違反報告)
夢優(プロフ) - 初コメ失礼致します。陰ながらずっと応援しておりました。同じくカカシ先生が好きな一人です。更新される毎に面白く、次のお話が楽しみでいます。今後の展開楽しみです。Twitterの方にフォロー申請させて頂きました。これからも応援しております。 (2022年8月19日 12時) (レス) id: 8b891f9a28 (このIDを非表示/違反報告)
Luna - 1作品目から秒で読み終わってしまった、、楽しみにしてます! (2022年8月1日 23時) (レス) @page47 id: c3b541dbab (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新嬉しいです!やっぱりこれは神作品 いつまでも応援しています!! (2022年7月6日 0時) (レス) @page44 id: ef698603e3 (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - あああああああああああああおわってしまったぁぁぁぁぁぁあ (2022年6月20日 3時) (レス) @page40 id: 9e745c4531 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年1月27日 22時

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