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和哉と仲直りができて、
ルンルンな気分で家に帰る私たち。
和哉は元々口数は少なかったけれど、
その分スキンシップで愛を伝えてくれていて。
前と同じように、自然に手を繋いでくれたり
時々肩を抱き寄せるようにしてくれたり
久々すぎてちょっと心臓に悪かったけれど、
それでも、すごく幸せだった。
和哉が家まで送ってくれて、
また明日ね、とだけ言って中に入る。
今日も共働きの両親はまだ帰っていないみたい。
年末の仕事の準備が忙しいとかなんとか。
私は予め用意されていたご飯を暖め、
そのうちにお風呂を沸かそうと、お風呂場に向かった。
洗ってあるから、シャワーで流してスイッチを入れる。
と同時に入浴剤も入れ、これでお風呂の準備は完了…と。
その頃にはレンジの暖め終わった呼出音が鳴り、私は1人で食卓につこうとした。
が、
その時、玄関が開き誰かが入ってきた音がした。
確かめようとした時にはもう時すでに遅しで
私の視界は真っ暗になり、腕を掴まれて寝室のベッドに押し倒された。
｢きゃああああっ！！誰？！ちょっと、やめてよ！！｣
???｢…｣
口だけは幸い塞がれていなかったので、叫ぶことは出来たが、
マンションなどではないため誰かが来るなんてことは無い。
｢ちょ、っうわ、無理、まっ…んんっ…｣
ついに私を捕まえた人は無理やりキスをし、
服の中にまで手を入れてきた。
器用に片手で下着のホックを外し、胸を揉みしだく。
｢やめて！やめてよ！！んぅっ、やぁ…｣
自然と涙は出てくるし、
叫べば無理やりキスをされる。
ああ、私の初めてはこんな知らないおじさんに
奪われてしまうんだな、と諦めかけていた時、
ドゴッ…
鈍い音とともに、
私にのしかかっていた重さがなくなった。
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作者名：咲希(ソヨン) | 作者ホームページ：
作成日時：2019年3月26日 13時
