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35*和哉side ページ8

和哉side




無事(?)仲直りができた俺たち。









復縁もできて、とても幸せだ。









けれど、幸せとはこんなに不安定なものなのだろうか。








楽から、一通のカトクを受信した。







"楽「洸希の様子がおかしい。

だから、Aを絶対にひとりにしないで」"






これがどういうことを意味するのか。




この時の俺はまだ、知る由もなく。





ただ家までの道を、

Aと二人で歩いていたんだ。





後ろから誰かにつけられているのにも気づかなかった。







俺はAを家まで送り、自宅に帰った。






事件が起きたのは、そのあとだった。






俺が、あの時自分の家に誘っていれば。







Aを、共働きの両親がまだ帰っていない、

誰もいない自宅に帰さなければ。







あんなことは、起こらなかったのかもしれないのに。

36→←34*洸希side



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作者名:咲希(ソヨン) | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年3月26日 13時

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