【だかいち】【あんスタ】【男主(？)】転生したら最強ポジションに就きました

15話 ページ18

「“下校時間が迫っているのでござる！校内に用無くいる生徒は速やかに帰るのでござる！”」

わぁ、忍くんだぁ。リア友が好きだったなぁ

ﾁｸｯ
『痛っ』

「わぁー！Aくん、大丈夫？よそ見したらアカンで」

「全く…」

私は指の血を吸いながら今日1日のことを振り返った

ーーー

『今日夜ご飯作りに行くから、ね？』

「ぼく、待ってます！！」
『うん、またね！』
　

ーーー

『あぁあぁ！！！』

「ほわぁ！なんやなんや」

「全く騒々しいのだよ。出禁にしてもかわまないのかね」

『すいません！俺、用事思い出したんで帰ります！！』

私は荷物をもってやりかけのクロスステッチを鞄に突っ込んで走って部室を出た。多分後でお師さんにシバかれるかもしれないが今は関係ない

私の天使(御千くん)との約束をすっぽかすなんて万死に値する

私は即刻弥神さんに連絡をした

「あ〜、やっと繋がった。御千ぷんぷんだよ」

『すいません！部活に入り浸ってました。今食材買って家に荷物置いていきます』

私は電話を切って、靴を履いて、正門を出てその場に立ち止まった

そしてまた電話を掛けた

『迎えに来てください』


一人じゃ家まで帰れませんでした…。

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