小さなマフィアと 14 ページ16
私は今、幹部室の前に立っている。
あと数刻で、中也さんが来るらしい。
きて欲しいのか、
来て欲しくないのか、
そんな複雑な気持ちで立っていると、
廊下の向こう側から、中也さんがやって来た。
『あの、中也さん、ちょっとだけお話しいいですか……』
先刻から煩い心臓を抑え、
戸惑いながらもなんとかそう口にする。
「悪ィ、朱宮、」
そう言って中也さんは、ドアノブに手を掛けた。
どっ、どうすればいい………
私は必死に頭の中を探る。
『まっ、待ってください……………………中也///』
「おまっ、今なんて、」
口内が乾いて、身体が熱い。
私は振り向いた中也さんの唇に、
自分の唇を重ねた。
しかし、恥ずかしくなり、すぐに離した。
「おい、A」
『わっ、私は、中也のことが好きです。
えっと、接吻とかも嫌じゃないし、
むしろ少し嬉しくて……………………えっと………』
自分で言ったのに、
台詞が何故だか変態みたいで、恥ずかしくなってくる。
次に、何を言おうか考えていると、
突然、中也さんに抱きしめられた。
『ふぇっ、中也、さん?』
「俺もAのことが好きだ。
襲いてェぐらいな、」
中也さんの顔を見ると、
耳が紅くなっている。
ねぇ、中也さん、
この状態でそんな言葉を言うの、反則です……///
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謝花 - ああああああ作者様コアまる様ああ中也さんカッコいいです!!!!!!! (2019年4月9日 10時) (レス) id: cfb76e4621 (このIDを非表示/違反報告)
キョウヤ - 中也アアアアアアアアアア!!!可愛いしかっこいいとか反則だろおおおおおおおお!! (2019年4月7日 22時) (レス) id: 04d7a5d2e9 (このIDを非表示/違反報告)
しあ(^.^)/ - どうぞ襲ってください・・・中也スキィィィィィィィィィィ!!←(早速叫ぶただのバカ) (2019年3月29日 11時) (レス) id: 47dd478da4 (このIDを非表示/違反報告)
コアまる - しあ(^.^)/さん» 私も、色々叫びまくるのでwww、宜しくおねがいしまーす! (2019年3月29日 8時) (レス) id: 9253a79ced (このIDを非表示/違反報告)
コアまる - しあ(^.^)/さん» こんなにたくさんコメントしてくれて、凄く嬉しいです! (2019年3月29日 8時) (レス) id: 9253a79ced (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コアまる | 作成日時:2019年3月15日 15時