甘えた旧双黒さん【日替わり】

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「何故僕がこの様な役を、人虎とやらねばならぬのだ」「しっ、知らないよ！ 芥川なんか云って！」「ゴホッ、では… 今日は「今日はこの方です！」「死ね人虎」 - 2024年5月11日

太宰治(黒の時代)と中原中也で取り合い






「ふぅ… やっと終わったー… 」



「やァ、YOUちゃん。任務の報告かい？」



「ふぇぇ？！ び、びっくりしました… 太宰幹部が何故此方に…？」



「蛞蝓に良い悪戯を思いついただけさ。君は確か、彼の部下だろう？」



「えっと、そうなりますね…？」



「おい、手前何してんだ？」






中原さんの部屋の前で太宰幹部に引き止められ、何事かと思っていれば中原さんのご登場。

うっ、これは絶対報告遅くなって怒ってるよ…






「おや、相変わらず帽子のセンスは最悪だね。君の可愛い部下を見つけたものだ、この子には私の補佐になってもらいたい」



「あァ？ 何云ってんだ、YOUは俺の優秀な部下だ」



「然し、彼女としても私の補佐をした方が、伸びると思うよ」



「冗談もほどほどにしておけよ。手前なんかに渡すわけねぇだろ」







私の前で火花を散らす二人。

いや… 私は任務の報告に来たんだけどな…
そもそも、太宰幹部の補佐とか聞いてない…
中原さんも、何故そんなにムキになって…







「ねぇ、YOUちゃん」



「は、はい」



「なァ、YOU」



「はい…？」







突然二人に名前を呼ばれ、はっと現実に戻る。






「君は私の方が好きだよね？ まァ、そう云ってもらわないと困るのだが」






余裕の笑みを浮かべ、耳元で囁く太宰幹部。






「YOU、手前は当然、俺の方だろ？」






ニカッと笑って、頭にポンと手を乗せる中原さん。






私は___________









＊＊＊＊＊

「評価よろしく頼むよ。矢張り、蛞蝓なんかには渡せないね」

「評価してくれるよな？ 手前はもう、俺だけの女なんだから」




ーーーーーー

アイカ様、リクエストありがとうございます！
取り合い、との事でしたか、こんな感じでよろしかったでしょうか…？

黒の時代の太宰さん、大好きです(笑)

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