【文スト】 名探偵ノ恋事情 【江戸川乱歩】

恋事情 18 ページ22

〜乱歩side〜

『んっ……』

Aの息が持ちそうにないので一度口を離す。

『らんぽさん……これいじょうは……』

「これ以上は。なに？」

『あたまが、おかしくなっちゃうから…』


Aは、少し息の上がった声でそお言う。

ねぇ、そんな声でそんな事言われたらさ、



僕もう、持たないじゃん、



「あー、もうだめ、僕もう持たないから」

そう言い、Aのブラウスの釦を一つづつ外す。

『らっ、らんぽさんっ』


Aはさらにほうを紅潮させていく、

本当に、君は人の理性を切る天才なの

「Aのせいだからね」

露わになったAの白い肌を指ですっとなぞる。

『ひゃっ……や……あっ……』


ほらそんなに可愛い声出して、


「もうどうなっても知らないから、」






〜Aside〜

「Aのせいだからね」

そう言って乱歩さんは私の体のラインを、なぞるように触れる。


『ひゃっ……や……あっ……』


ただ体に触れられるだけなのに凄く感じてしまう。


「もうどうなっても知らないから、」

そう言って乱歩さんは、透き通るような翠の目を見せて微笑んだ。

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