検索窓
今日:4 hit、昨日:39 hit、合計:702,417 hit

帝統「これ見ろ!貰ったんだ!」『へぇ!優しい人だね?何貰ったの?』帝統「コレ!」『猫缶...!?』 ページ49

乱数「泊まってってよぉー...」

『ごめん、今日は兄さんに帰ってこいって言われてるんだ』

事務所の前。

暗くなった空をバックにぽっせと私は話していた。

誕生日パーティもとい、お菓子パーティーは名残惜しくも幕を閉じ、片付けもすっかり。

とはいかず、まだ空袋は転がったままだ。

帝統と幻太郎が片付け中である。

乱数「ねぇ、A」

さっきまでの雰囲気とは打って変わって乱数は真剣な顔をした。

『どうしたの?』

乱数「好きな人...本当にいないの?」

『そりゃあ、好きとか分かんないし』

乱数らしくないしおれた声。

乱数「...」

『どうしたの?』

下を向いてしまった乱数に心配になる。

乱数「ねぇ、オネーさん...僕の中で特別な存在にしてもいい?」

めずらしく、呼ばれた’’オネーさん’’。

いつもはAと呼ぶ。

The Dirty Dawg時代から妹として可愛がられてたから。

今オネーさんと呼ばれた意味はなんだろう。

『特別...?』

乱数「最初はね...Aは妹だったんだ。けど、今は妹とは見れない」

だんだん語尾に力が入っていく。

真剣な顔を目を合わせて言われた。

『ごめん...私には分からない...』

私はエスパーではないから乱数がどんな思いで言ったのかは分からない。

それ以上に私にこんなことを言う意味が分からない。

乱数「そう...だね...」

『...』

乱数「...」

気まずい沈黙が流れた。



乱数「そうだよね!僕から言うなんて僕らしくないっ!’’好き’’って言葉はAからじゃないと!」

突然声を張った乱数に驚いた。

乱数「A!」

『は、はいっ』

気合いの入った乱数の声に返事をしてしまう。

乱数「絶対、僕に惚れさせるから!」

指を私に向け、はっきり宣言した乱数。

その目は本気でちょっとかっこいいなんて。



『頑張って...?』

乱数「なんで他人事なのさぁ!いいとこだったのにぃ!」

祝!続編!!!→←幻太郎「ふむ...」『幻太郎、どうしたの?』幻太郎「昨日の夜帝統がうちに泊まっていたんですけど、朝置き手紙を置いてどこかへ行ってしまって」『置き手紙?』幻太郎「これなんですが」『象形文字』



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (319 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
875人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

桜子(プロフ) - 夜月さん» 二郎「だって、姉ちゃんのこと馬鹿にされたと思ったんだもん...あ、姉ちゃんの花魁姿はしっかり写真撮ったから安心して!」 (2019年4月21日 21時) (レス) id: ff724fe003 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - うわ、マジか。どんだけみんな喧嘩に夢中なの...?? (2019年4月21日 16時) (レス) id: 3ca5c6783d (このIDを非表示/違反報告)
桜子(プロフ) - 夜月さん» 帝統「そうかそうか!楽しんでんだな!これからも楽しんでくれよ?」 (2019年4月20日 7時) (レス) id: ff724fe003 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - ww純粋な夢主ちゃんが新たにいるけどいらない知識を覚えて落ち込んでるw相変わらず面白いですわw草しか生えん← (2019年4月19日 23時) (レス) id: 3ca5c6783d (このIDを非表示/違反報告)
桜子(プロフ) - 叶夢さん» 乱数「うーん...ごめんねっ先にリクエストがあったんだ...うえーん!次!またリクエスト頂戴?」 (2019年4月19日 22時) (レス) id: ff724fe003 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桜子 | 作成日時:2019年4月5日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。